“尹大統領狙ったテロ暗示”20代女、逮捕=韓国
2023年04月03日 11時46分WoW!Korea

テグ(大邱)を訪れたユン・ソギョル(尹錫悦)大統領を狙ったテロ暗示文をSNSに掲載した20代の女が警察に逮捕された。
大邱南部警察署は脅迫未遂容疑などで20代女・A容疑者を逮捕し、調査していると3日、明らかにした。
A容疑者は去る1日、自身のSNSに「私はきょう、爆弾を持ってソムン(西門)市場に行く」という内容の文を掲載し、「大統領が始球式をした後、西門市場を訪問する」という内容が込められた掲示文もキャプチャーして一緒に添付したと伝えられた。
当時、尹大統領は大邱サムスン・ライオンズパークでプロ野球開幕戦始球式後、西門市場を訪問した。当時、実際にテロは発生しなかった。
警察は去る1日午後12時28分ごろ、「SNSに大統領に対してテロを暗示する文を書いた人物がいる」との通報を受けた後、A容疑者の身元を把握して同日午後9時20分ごろ、A容疑者の自宅で検挙した。
A容疑者は警察の取り調べで容疑をすべて認めており、「実行に移すつもりはなかった」と供述したという。
警察はA容疑者を相手に正確な経緯を調査した後、送致するかどうかなどを決定する方針だ。
大統領を脅迫する内容のSNS掲示物は国家行政力を浪費する危険な行為だが、一種の政治的意思表現と判断されれば、罰金60万ウォン(約6万円)以下の軽犯罪処罰法が適用される。
ただし、抽象的なインターネット脅迫文であっても危険性が認められ、具体的な被害が発生すれば処罰は重くなりかねない。
昨年、オンラインに「尹大統領を殺害する」として火炎瓶の写真を載せて、ソウル・ヨンサン(龍山)警察署など襲撃を暗示する文を載せた40代男B被告が一審で実刑を言い渡された。
裁判部は「Bが警察機関などに脅威を加え、自由民主的基本秩序を危険にさらしたうえに、似たような脅迫犯罪で処罰された前歴がある」としながらも「犯行を反省しており、実際に火炎瓶を投げてはいない」と量刑理由を説明した。
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