スクーター足元の箱に幼い孫を入れて走行…警察は「道路交通法違反」と判断=韓国

スクーターの足元に箱を置いて幼い子供を入れたオートバイ運転手の姿が公開され、マムカフェ(子育てするママ同士のネットの情報交換サイト)が大騒ぎとなった。警察はこれに対して、道路交通法違反に該当すると判断した。

最近、プサン(釜山)地域のあるマムカフェには「サジク(社稷)洞に住む方はぜひ見てほしい」というタイトルの文が掲載され、関心を集めた。

投稿者は「一昨日、社稷洞に行っていたところとても驚いた。おじいさんが孫の面倒を見てくれているようだったが、心臓がドキドキしてわたしの手が震えて窓を開けて声をかけようとしたが、走っているところだったので事故に遭うのではないかと思ってそのまま見送ってしまった」と説明した。

投稿者が公開した写真には高齢と見られる男性が、自分が乗っているスクーターの足元に箱を置いている。箱の中には2~3歳と思われる子供が乗っており、小さな手で箱をぎゅっと握っている姿だ。もしスピードがもっと速かったり、箱が滑ったりした場合、ややもすると危険な状況になりかねない姿にネットユーザーたちはひどく驚いた。

ネットユーザーらは「周りが止めるべきだ」「社稷洞住民たちに会えば必ず危険だと伝えてほしい」、「箱が滑ったらどうするのか、とても驚いて言葉も出ない」などの反応を示した。

スクーターの運転手が違反した事項は2つだ。スクーターの運転席の周りに箱を置いて、何の保護具もなく子供を箱に乗せた点などだ。

ある警察官は朝鮮ドットコムとの通話で、この2つの理由で道路交通法違反に該当すると判断した。

韓国の道路交通法第39条第5項にはすべての車の運転者は乳幼児や動物を抱きかかえて運転装置を操作、または運転席の周りに物を積むなど安全に支障をきたす恐れがある状態で運転してはならないという条項がある。また、該当法案第50条第3項にはオートバイの運転手と同乗者は人命保護装具を着用して運転しなければならないという点が明示されている。上の2つの事項を違反した場合、それぞれ20万ウォン(約2万円)以下の罰金や拘留、またはヘルメット未着用で2万ウォン(約2000円)の過料が科される可能性がある。

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