3度も「飲酒運転」した教師が再び「泥酔」…「免職」となるか?=韓国
2023年05月16日 08時57分WoW!Korea

韓国で、飲酒運転により3度も罰金刑を受けた私立学校の教師が、再び「泥酔」状態で運転したことにより教職から追い出される状況に陥った。
チュンチョンプクト(忠清北道)チョンジュ(清州)地裁の判事は14日「道路交通法上の飲酒運転容疑で起訴された教師Aに対し、懲役1年・執行猶予2年を宣告した」と明らかにした。
また、40時間の順法運転講義の受講も命令した。
Aは昨年12月15日午後9時50分ごろ清州で酒に酔い、100メートルほど車両を運転した容疑を受けた。摘発当時、Aの血中アルコール濃度は0.203%で、免許取り消しレベルであった。
Aが運転した車両は、反対車線で信号待ちしていたバスにぶつかった。
さらに、Aの犯行は今回が初めてではない。2011~2015年の間に3度も飲酒運転をして摘発され、250~600万ウォン(約25万~61万円)の罰金刑処分を受けている。
判事は「飲酒運転により3度も罰金刑処罰を受けた前科があるにもかかわらず、再び事件の犯行に至ったという点で事案は軽くはない」としながらも「ただ、過ちを反省し運転した距離も短く、事故による人的被害がないという点を踏まえて刑を定めた」と説明した。
忠清北道教育庁の関係者は「国・公立学校の教師であれば、重い懲戒となっていた事案だ」とし「私立の教員の場合、学校法人で懲戒委員会を開き処分するため、過去において適切な懲戒が行なわれなかった事例が多々あった」と語った。
しかし今回は、刑が最終確定されればAは教職を去るしかないようだ。
Aが在職している学校法人の関係者も「最近の飲酒運転に対する社会的認識を踏まえ、手続きにしたがって懲戒委員会を開き、適切な処分を下すだろう」と語った。
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