韓国政府、“アフリカの角”に「人道的支援」の公約を発表
2023年05月27日 09時08分WoW!Korea

韓国政府は、干ばつや食糧危機・紛争に直面している「アフリカの角」(ソマリア・エチオピア・ケニヤ)地域にことし、230万ドル(約3億2340万円)規模の人道的支援と1840万ドル(約25億8700万円)相当の米を支援する計画を発表した。
26日、韓国外交部(外務省)によると、韓国政府は今月24日(現地時間)米ニューヨークで開かれた「アフリカの角地域における人道的支援のための高位級公約会議」に出席し、先のような政府の公約を発表した。
米国と英国・イタリア・カタール・国連が共同で主催した今回の会議には、アントニオ・グテーレス国連事務総長やイタリア副首相兼外相をはじめとして、英国・カタール・日本・中国・カナダ・ドイツ・フランスなどの関係者とアフリカの角地域の関係者たちが出席した。韓国からは、駐国連代表部のキム・サンジン(金相鎮)次席大使が出席した。
出席者たちは「アフリカの角地域は、深刻な干ばつや食糧危機・紛争などにより人道的状況が悪化している」と認識し「この地域の人道的支援のため、国際社会の積極的な参加が緊要だ」ということに共感した。
OCHA(国際連合人道問題調整事務所)によると、ことしアフリカの角地域の干ばつおよび紛争により影響を受けている人口への人道的対応と保護のため、70億ドル(約9841億6200万円)ほどが必要な状況である。
今回の会議を機に、参加国たちは約24億ドル(約3374億2700万円)の公約を発表した。韓国の農林畜産食品部(省)は2018年1月、FAC(食糧援助協約)に加盟して以来、WFP(国連世界食糧計画)を通じて毎年コメ5トンをエチオピア・ケニヤを含めた食糧危機国に支援している。
韓国外交部は「政府は国際社会の責任ある一員として、アフリカの角地域の人道的状況緩和のための国際社会の努力に、積極的に参加していく」と伝えた。
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