外国産豚肉を国産と偽装し3万キログラムを販売した業者、執行猶予=韓国
2023年05月30日 09時15分WoW!Korea

外国産豚肉約3万キログラム相当を国産と偽装し、販売した業者に懲役刑の執行猶予と罰金刑が言い渡された。
30日、法曹界によるとスウォン(水原)地裁は農水産物の原産地表示に関する法律違反の疑いで裁判にかけられた畜産物販売業者A被告に懲役1年、執行猶予2年、罰金2000万ウォン(約200万円)を言い渡した。
A被告は水原市で畜産物販売業をしていた。A被告は昨年4月から9月まで米国やチリ、カナダ産のサムギョプサル(豚バラの三枚肉)と豚トロなど外国産の豚肉、約3万6000キログラムを3億2000万ウォンで買い入れた。このうち3万キログラムを同期間に国産と偽って表記し、全国17か所の卸売業者に4億1500万ウォン余りで販売した。原産地を偽って約9500万ウォンの利益を得たのだ。
農水産物の原産地表示などに関する法律によると、原産地を偽って表示するのは厳然たる不法行為だ。これに違反すれば7年以下の懲役または1億ウォン以下の罰金に処することができる。懲役刑と罰金を同時に宣告されることもあり得る。
一審はA被告に懲役1年、執行猶予2年と共に罰金2000万ウォンを言い渡した。裁判部は「農産物の健全な流通秩序を害して、不特定多数の消費者らをだまして私益を追求した」とし「犯行期間が比較的長くて販売量も多く、罪質が良くない」と指摘した。
ただし、善処した理由として「被告人(A被告)が過ちを反省しており、同種犯罪や罰金刑を超過する前科がない点などを考慮した」と明らかにした。現在、この判決は確定している。
記事にコメントを書いてみませんか?