無所属議員が新党結成へ…「政治の第3勢力」成功するか=韓国
2023年06月26日 06時11分WoW!Korea

韓国最大野党「共に民主党」出身の無所属〈クァンジュ(光州)西区乙〉ヤン・ヒャンジャ(梁香子)議員が26日、ソウル・ヨイド(汝矣島)の中小企業中央会館で新党結成発起人大会を開く。新党の党名は「韓国の希望」だ。
25日、韓国の政界関係者によると、同党の立党準備委員会は、発起人大会の公告で「国民が望む政治、時代をリードする政治、争わずに対話する政治、私の人生を変える政治」というビジョンを提示した。
現職議員の参加有無などは、発起人大会で具体的に公開される予定だ。新党の結成に現職議員の中から何人が参加するのか、誰が参加するのかなどは、梁議員の「新党結成」の重要な成功条件と評価される。梁議員はこれに先立ち、新党結成に現職議員が5人以上関心を示していると明らかにしている。
一方、梁議員以外に、クム・テソプ(琴泰燮)元議員も新党結成を進めている。来年4月の総選挙を前に、政界での新たな勢力を指す「第3地帯論」が力を得られるか注目されるところだ。
ただ、梁議員の新党は、与党「国民の力」の非常対策委員長を務めたことがあるキム・ジョンイン(金鍾仁)氏と琴氏が進めている新党とは無関係であるという。
梁議員はサムスン電子に高卒の女性社員として入社し、常務にまで上り詰めた立身出世的な人物だ。2016年、「共に民主党」から政界に入り、2020年21代総選挙で同党の所属として初めて国会議員に当選した。
その後、2021年7月に補佐陣のセクハラ事件で同党を離党し、年末に復党を申請している。しかし、翌年に同党の「検察捜査権完全剥奪」法案の推進に公然と反対意見を示し、指導部と対立。昨年5月に復党申請を撤回した。
無所属で活動していた梁議員は、昨年から与党「国民の力」が提案した国会半導体産業競争力強化特別委員会の委員長職を務め、同委員会を率いた。そのため、今回の新党結成に保守派から合流する人物が現れるか関心が集まっている。
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