警察、尹大統領夫人の「ドイツ・モーターズ内部情報利用」嫌疑なし＝韓国

韓国警察が輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与したという疑惑で告発されたユン・ソギョル（尹錫悦）大統領夫人キム・ゴンヒ（金建希）氏の未公開情報利用の疑いについて、不送致することを決めた。

28日、警察によるとソウル警察庁金融犯罪捜査隊は去る26日、金建希氏の資本市場法上未公開重要情報利用容疑に対して犯罪が成立しないと判断して、疑惑なし処分を下した。相場操作行為禁止の疑いは捜査を続ける。

これに先立ち、「共に民主党」の検察独裁政治弾圧対策委員会（対策委）は先月11日、金建希氏をソウル警察庁に告発した。対策委はクォン元会長が2012～2013年にも「ドイツ・モーターズ」の新株引受権を取引する過程で、相場差益と流動資金確保のために金建希氏を含む知人の資金を動員したと主張した。このような行為に関与した金建希氏も資本市場法上、相場操作の疑いがあるということだ。

さらに、対策委は金建希氏と「ドイツ・モーターズ」もクォン元会長との特殊関係を見たとき、金建希氏が「ドイツ・モーターズ」の投資誘致情報を事前に知っていただろうという疑惑も提起した。