尹大統領「米韓核協議グループは、実効的な米韓拡大抑止を構築する出発点」

韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は18日、第1回米韓核協議グループ(NCG)会議について「強力で実効的な韓米拡大抑止を構築する重要な出発点になるだろう」とし「核基盤の新たなパラダイムへとアップグレードした韓米同盟を通じて、北朝鮮の核とミサイル脅威を根本から封鎖するための実体的な努力を展開していく」と語った。

尹大統領はこの日の午前、ソウルの大統領室で国務会議を主宰した。

尹大統領は「NATO(北大西洋条約機構)サミットが行なわれていた去る12日、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した」とし「私は直ちにNATO加盟国・アジア太平洋友邦国たちと対北安保協力強化方案を論議し、北朝鮮の不法な活動を遮断し北朝鮮の人権問題を扱っていくことにおいて、一層緊密に協力していくことにした」と語った。

つづけて「今回のNATOサミットの共同声明では、北朝鮮の核・ミサイルプログラムを糾弾し、北朝鮮の挑発を決して許さないという国際社会による厳重な警告があった」と語った。

尹大統領は今回のNATOサミットで、韓国政府とNATOが個別のオーダーメイド型パートナーシッププログラム(ITPP)を締結して、対テロ・非拡散・新興技術・サイバーなど11分野において韓国とNATOの協力の枠を制度化し、NATOの軍事情報共有システム(BICES)に加入することを決定した」と説明した。

尹大統領は「これから韓国が設置する国際サイバー訓練センターをNATOのサイバー防衛センターの活動と連繋させ、サイバー上のテロや各種の不法活動を遮断し退治することにおいて力を合わせていく」と語った。

つづけて「NATO加盟国たちと北朝鮮のICBM発射を糾弾し、AP4(アジア太平洋4か国:日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランド)の友邦国たちがウクライナ戦争の不法性を指摘したことは、ヨーロッパとアジア、大西洋と太平洋の安保は分けることができないということを示している」と語った。

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