韓国・済州島で高齢者・観光客へ「無差別暴行」30代男性…「理由はない」=韓国
2023年07月25日 15時26分WoW!Korea

韓国・チェジュド(済州島)で何の理由もなく前にいた人を常習的に暴行した30代男性が拘束された。
済州東部警察署は暴行傷害の容疑で30代男性A容疑者を拘束したと25日、明らかにした。
Aは去る16日午前8時50分ごろ、済州市のある横断歩道でBさん(70代、女性)に暴行をはたらき、全治2週間のけがを負わせた容疑をもたれている。
これに先立ち、去る12日午後12時50分ごろ、また別の横断歩道でCさん(80代)に暴行をはたらいた容疑ももたれている。
高齢の被害者たちは報復などが怖くてすぐに警察へ届けられなかったという。暴行から2~5日が過ぎてから被害者の家族が通報した。
捜査に乗り出した警察は、周辺の防犯カメラを分析し、Aを特定した。Aは去る20日、警察の説得の末に自ら出頭した。
Aの犯行はこれだけではない。Aは9日、済州市のあるマートの駐車場で観光客の20代男性が運転未熟で迷うと、車の中にいたこの男性に近づき殴った疑いでも捜査を受けている。
また12日、あるバス停に立っていた観光客の30代男性を理由なく殴ったりもした。
今月9日から16日まで、高齢者や観光客など計4人がAから暴行被害に遭ったことが調査でわかった。被害者は皆、報復を恐れて通報をためらったが、家族が代わりに通報した。
Aは昨年10月、特殊傷害と公務執行妨害の容疑で裁判所から懲役8か月、執行猶予1年6か月を言い渡された。Aは執行猶予期間に再び「無差別暴行」の罪を犯したことが明らかになった。
Aは警察の調べで「何も覚えていない」と供述自体を拒否しているという。
警察は「捜査が直ちに行われるよう被害に遭った場合、すぐに通報することを要請する」と明らかにした。
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