韓国野党「尹大統領は “処理水放出”で日本の肩を持った」…「国民の命令に応じず」

韓国野党“共に民主党”（民主党）のイ・ジェミョン（李在明）代表は21日「韓米日首脳会議でユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は、『IAEA（国際原子力機関）の点検結果を信頼する』として日本の肩を持った」と強く批判した。

イ代表はこの日、国会で開かれた党の最高委員会議で「多くの国民の関心の中、韓米日首脳会議が開かれた」とし「今回の首脳会議は、汚染水（福島第1原子力発電所の放射能処理水）の海洋放出を阻止する最後の機会だった」と語った。

つづけて「残念ながら尹大統領は、国民の命令に最後まで応じることはなかった」とし「わが国民の多数がIAEAの報告書に同意していないのに、尹大統領はいったいどの国の国民を代表しているのか」と指摘し「『岸田文雄首相が明日（22日）の閣議で、汚染水の放出時期を8月末に決定する』という報道が伝えられている。わが国民と日本の国民、そして周辺国の懸念も無視し、一貫して放出を強行する日本政府を強く糾弾する」と語った。

イ代表は「尹政府の無能により、『ひとえに国益、国益を優先する』という外交の第1原則が崩壊した。尹大統領は韓日首脳会談で、歴史歪曲（わいきょく）や汚染水放出などの直面した問題が全てパス（回避）された」とし「民主党だけでも、われわれの海と主権や国民の生命と安全を守るため、最後まで汚染水放出阻止に最善を尽くしていく」と語った。