機内にハングルで「乗務員専用トイレ」、人種差別との批判にKLM航空側が公式謝罪

機内にハングルで「乗務員専用トイレ」、人種差別との批判にKLM航空側が公式謝罪

機内にハングルで「乗務員専用トイレ」、人種差別との批判にKLM航空側が公式謝罪(画像:news1)

KLMオランダ航空の機内で、韓国人を差別するような行為がおこなわれていたことがわかった。

13日、韓国メディアによると去る10日オランダ・アムステルダム発−韓国・仁川行きの機内で、化粧室の前にハングルでのみ「乗務員専用トイレ」と書かれた紙が貼られていたという。韓国人の乗客が撮影し、SNSに投稿したことで発覚した。

同件について14日、KLM航空のギヨーム・グラス韓国・日本・ニューカレドニア地域本部長をはじめ、韓国支社長、韓国・日本・ニューカレドニア営業常務、アジア太平洋事業開発担当など経営陣4人が14日午前、ソウル市内で開かれた記者会見に出席し、数秒間頭を下げて謝罪した。また、この席でギヨーム・グラス氏は謝罪文を読みあげ、質疑応答の時間を設けた。

会見でギヨーム・グラス氏は「今回の出来事で乗客、そして韓国の皆さんを傷つけたことを深くお詫び申しあげます」と述べた。

また、問題の行為については「乗務員専用トイレの運営は、航空会社としての政策によるものではない」とした上で、「今回の決定は、客室乗務員によってなされた」と説明。「乗務員個人の過ちであるが、絶対に軽視できない過ち」とし、「一部の乗客を差別したと解釈された点を深刻に受け止め、今後『乗務員専用トイレ』の運営を全面禁止する」と明かした。

問題を提起した韓国人の乗客によると、機内には様々な国籍の乗客がいたにも関わらず、張り紙は韓国語(ハングル)でのみ表示され、明らかに「韓国人を対象にしたもの」だったという。この乗客は、英語での表示がないことを乗務員に尋ねると「潜在的なウイルス保菌者から(乗客を)守るために決めた事項」とし、「気分を害したのなら、英語でも書いてあげますよ」と答えたという。また「機内での撮影は禁止されている」と言い、乗務員がハングルで書かれた張り紙の撮影を止めようとしたこともわかった。

その後、この乗客はSNSを通して「二次感染の可能性が高い乗務員の安全を守るため、専用のトイレを設置するのは対策として十分に理解する」とした上で、「しかし、なぜコロナウイルス予防のために準備した乗務員専用トイレの前に、韓国語でのみ案内文を置いたのか」としてKLM航空側に正式な回答を求めていた。

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