北朝鮮、対米メッセージを内部には“知らせず”…“協議の余地”を残している?

北朝鮮、対米メッセージを内部には“知らせず”…“協議の余地”を残している?

スティーブン・ビーガン米国務省副長官兼対北政策特別代表とチェ・ソンヒ(崔善姫)北朝鮮外務省第1外務次官(提供:news1)

北朝鮮は、米国と対話しないという立場を次々と発表しながらも、これを肝心な住民たちには知らせていない。

これは、先月に対南(対韓国)敵対の局面で韓国政府に対する非難の談話とそれによる報復措置をひとつひとつ住民たちに公開したこととは違うパターンである。

北朝鮮のクォン・ジョングン米国担当局長は、米国の北核協議の首席代表であるスティーブン・ビーガン米国務省副長官兼対北政策特別代表が訪韓する今日(7日)に談話を出し「もう一度はっきり言うが、我々は米国の人々と向かい合う考えはない」と伝えた。

“対話拒否”の立場を明らかにしたこの談話は、北朝鮮の「対外用」メディアである“朝鮮中央通信”で発表された。

去る4日にチェ・ソンヒ(崔善姫)北朝鮮外務省第1外務次官が「米国とは向かい合う必要はない」という談話もやはり“朝鮮中央通信”だけが報道している。

米朝間の対話再開が浮上している現在の雰囲気を、北朝鮮当局が住民たちに“知らせていない”のである。

対南敵対攻勢で、韓国政府に対する非難の談話をひとつひとつ住民たちに公開したこととは対照的なこのような態度は、米朝協議に関して北朝鮮は表面的には米国との対話を拒否していたとしても、依然として状況によっては再開できる余地を残しているという見方が可能なことを表している。

特に、米韓両国から米朝首脳会談の可能性が出ている中、ビーガン副長官の訪韓にあたって、北朝鮮の対米外交担当者たちが次々と米国に圧力をかける談話を出しているのは、それほど北朝鮮が米国の動きを綿密に注視している状況だとみることができる。

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