「内部用?対外用?」…北が“新型コロナ疑い患者の流入”を明らかにした理由は?

「コロナ清浄国」を誇示してきた北朝鮮が「コロナ疑い」公表 内部結束に活用か

記事まとめ

  • 「コロナ清浄国」を誇示してきた北朝鮮が「コロナ疑い患者の流入」を明らかにした
  • 公表した意図については、"内部結束"に活用したのではという見方が出ている
  • 対外的には、交流遮断レベルを高める可能性があると知らせようとしているとの見方も

「内部用?対外用?」…北が“新型コロナ疑い患者の流入”を明らかにした理由は?

「内部用?対外用?」…北が“新型コロナ疑い患者の流入”を明らかにした理由は?

北朝鮮が、韓国にいた脱北者の“越北”をきっかけに、新型コロナ感染者の可能性について初めて言及した(提供:news1)

北朝鮮が、韓国にいた脱北者の“越北”をきっかけに、新型コロナウイルスによる感染者の可能性について初めて言及したことで、「コロナ清浄国」を誇示してきた北朝鮮が「コロナ疑い患者の流入」を明らかにした背景が注目されている。

特に、この間 感染者0人を主張してきた北朝鮮が、国際社会による“憂慮の高まり”をはじめとして、“内部の動揺”が起こることが予想されるにもかかわらず、新型コロナ感染の可能性を初めて認めたことで、果たしてどんな意図をもってこのことを公開したのかに関心が集まっている。

朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は26日、「過去に脱北した新型コロナの感染疑いのある者が、去る19日にケソン(開城)に帰郷するという非常事件が発生した」と伝えた。

北朝鮮は、帰郷者を検査し新型コロナ感染の可能性があるという結果により、去る24日 開城市を完全封鎖し、非常事態を宣言するなど、高レベルの措置を断行した。

北朝鮮はこのように“コロナ流入”の可能性を対内的に知らせたことで、これを“内部結束”に活用したのではという見方が出ている。

これは北朝鮮住民たちに、韓国に対する警戒心をもたせるとともに、住民の移動や物資の交流も統制されるという効果もあるとみられている。

また対外的には、国境封鎖をはじめとして外部との交流遮断のレベルを一層高める可能性があることを知らせようとしているという見方もある。

一方 北朝鮮が韓国に、今回の“新型コロナ流入”の責任を問うことで、今後 国際社会や韓国に支援を要求することを念頭に置いた措置だという見方もある。

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