南北の朝鮮人参酒と砂糖の交換が事実上破棄…「小さな交易」は始まらず

南北の朝鮮人参酒と砂糖の交換が事実上破棄も しかし遠くない時期に実現される可能性

記事まとめ

  • 「物々交換」の事例と注目された北朝鮮の酒と韓国の砂糖の交換が失敗に終わる恐れ
  • 北朝鮮側の事業者が対北朝鮮制裁リストに含まれていることが確認されたのが理由という
  • ただ、南北間の最初の物々交換が遠くない時期に実現される可能性は依然として有るとも

南北の朝鮮人参酒と砂糖の交換が事実上破棄…「小さな交易」は始まらず

南北の朝鮮人参酒と砂糖の交換が事実上破棄…「小さな交易」は始まらず

南北の朝鮮人参酒と砂糖の交換が事実上破棄…「小さな交易」は始まらず(提供:news1)

南北間初の「小さな交易(物々交換)」の事例になると注目された北朝鮮の酒と韓国の砂糖を交換する事業が失敗に終わりそうだ。北朝鮮側の事業者が対北朝鮮制裁リストに含まれていることが確認された。

政府が推進中の「小さな交易」的な民間交流のスタートも一旦延期されるものと思われる。

統一部は最近、韓国側の南北経総連統一農業協同組合と北朝鮮側のケソン(開城)高麗人参貿易会社間の南北交流協力の承認可否を検討してきた。しかし、政府筋によると開城高麗人参貿易会社が、国連の対北朝鮮制裁リストに含まれていることが分かった。国家情報院もこの事実を20日に国会情報委員会に報告した。

当初、統一部が構想した「小さな貿易」は、国際制裁の違反とならないという原則の下に推進されたもので、制裁違反の可能性が発生することにより、政府も今回の事業を不承認する方向をとったものと伝えられた。

統一部当局者は「北朝鮮の取引相手(開城高麗人参貿易会社)が制裁違反の企業かどうかは、国連制裁リストに基づいて一次的に判断する」とし「それ以上の制裁違反を招くかどうかについては、関係省庁と密に協議を行い検討している」と述べた。ただし前述の当局者は、開城高麗人参貿易会社が制裁対象と関連があるかについては“情報事項”で直接確認するのは難しいと説明した。

両者は最近、韓国側の砂糖と北朝鮮側の高麗人参酒、リュギョン(柳京)焼酎、ブルーベリー酒などの物々交換を計画し、統一部に物品の搬出入承認を要請していた。

イ・イニョン統一部長官は、国際社会の対北朝鮮制裁違反を避けることができる物々交換方式の「小さな交易」で南北交流協力の扉を開くという計画を継続的に明らかにしてきた。民間レベルで酒と砂糖を交換することは、イ長官の構想とも合う事業であった。

しかし、北朝鮮側の事業者が対北朝鮮制裁リストに上がっていることを受け、政府は今回の事業を承認することが難しくなった。事実を知った上で承認すると、対北朝鮮制裁に正面から挑む形になりうるからである。

ただ今回の事業以外にも、民間レベルでの物々交換関連の議論が進行中であることが伝えられ、南北間の最初の物々交換が遠くない時期に実現される可能性は依然として有効である。

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