ソウル漢江の島に浮かぶ「月」…捨てられた空間を芸術に変える美術プロジェクト=韓国

ソウル漢江の島に浮かぶ「月」…捨てられた空間を芸術に変える美術プロジェクト=韓国

ソウル漢江の島に浮かぶ「月」…捨てられた空間を芸術に変える美術プロジェクト=韓国(画像提供:wowkorea)

韓国ソウルを流れるハンガン(漢江)のノドゥル島に放置されていた船着場に、巨大な月が浮かんだ。満月を表現した直径12mの円形構造のパブリックアート作品「月光ノドゥル」だ。

「月光ノドゥル」は展望デッキ、リラクゼーションスペース、小規模舞台として活用可能な文化空間としてつくられた。

円形のメタル構造にサイズの異なる穴を4万5000個開け、日光が通過・反射され、揺れる漢江の上に月の形を映し出す。夜には、作品内に設置された照明で、ほのかな光がこぼれ出て絶景を作り出す。美しい漢江の風景と調和しながらノドゥル島に新しい趣を加える。

月型の円形構造物の中には、高さ2階の展望デッキもある。ここでは、漢江と都心の風景を鑑賞することができる。作品内外部に長く続くデッキは、市民が休むことができる階段につながっている。水上で小規模公演を開くことができる小さなステージも設置された。

「月光ノドゥル」は放置されたり捨てられた空間を発掘し芸術に変える、ソウル市公共美術プロジェクト「ソウルは美術館」の一つとして推進された。

ソウル市は、2016年から「ソウルは美術館」事業を推進している。これは造形物と壁画が主だったパブリックアートを越え、今の時代が求める都心の中のパブリックアートの方向性を提示する積極的な動きである。

ソウル市は、2016年12月に「市民が主人公になる、市民の生活を邪魔しない公共美術」という哲学を込めて「ソウルは美術館の約束」を発表した。効率性と商業的利益を中心に構成されている都市を、市民が休んだり出会ったりして交感する文化的な場所へと変化させることで、都市を市民に返すという趣旨だ。

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