「正面突破戦2.0」に見る「北朝鮮への接触」の余地は?=韓国

「正面突破戦2.0」に見る「北朝鮮への接触」の余地は?=韓国

「正面突破戦2.0」に見る「北朝鮮への接触」の余地は? =韓国(画像提供:wowkorea)

北朝鮮の新しい国家経済発展5か年計画に韓国政府の対北基調と関連付けられている事業が含まれていたように、今年の「対北への接触」が実現されるか注目される。特に、北朝鮮が「金剛山観光地区」の活性化を改めて言及してから、これに対する南北間の議論が続く可能性へ注目が集まっている。

9日、労働党機関紙の労働新聞が報道した第8回党大会事業総括報告によると、キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長は外部の影響にも動揺することなく運営する方針を骨子とした新たな「5か年計画」を発表した。

金委員長が中心課題とした多様な事業の中で「観光部門」での発展を示唆したことは特に注目されている。金委員長は「金剛山地区を我ら式の近代的な文化観光地として転換させなければならない」と独自の開発の意志を明らかにした。

当初、北朝鮮は金委員長が2019年10月に「韓国側との協議の元」で施設撤去を指示した後、韓国政府と文書方式で協議してきていた。しかし、新しい5か年計画では、金剛山地区の近代化に言及しつつ自主的に解決するという新しい方針だと思われる。

北朝鮮はこれまで韓国政府の△金剛山の個人観光△金剛山・元山・カルマ地区観光の拡大等の提案にも一貫して無反応だった。しかし、金剛山の問題は韓国政府および民間の財産権問題もかかっている繊細な事案であるだけに、政府レベルで北朝鮮側と接触に積極的に乗り出すものと見られる。

鉄道近代化の推進を5か年計画に含めた部分も注目に値する。南北は過去2018年9月のピョンヤン(平壌)共同宣言で、鉄道・道路の近代化事業の推進に合意している。

ただし、この日金委員長が言及した鉄道近代化の積極的推進と輸送事業の改善が独自の開発なのか、南北の鉄道・道路の近代化事業の一環かどうかは、具体的に開示されておらず知るすべはない。しかし、5か年計画に該当事業が含まれているだけに、政府もこれを注視するとみられる。

南北が接触するようになった場合、それがいつ頃になるかも気になるところだ。北朝鮮がこの日、アメリカを最大の敵だと明示しながらも「対北敵視政策」撤回が関係回復の道となるという対話の余地を残しておいたので、アメリカとの対話再開時に対韓国への接触も行われる可能性が提起される。

ホン・ミン統一研究院北朝鮮研究室長は「自分たちの立場をよりしっかりと(アメリカに)伝達する雰囲気を造成するために韓国への態度で先制的な和解メッセージよりも「条件付きの関係改善論」を広げる側に舵を取ったものと判断される」と分析した。

また、新型コロナウイルスの感染状況が続いているだけに、南北間の保健協力の余地はまだ提起されている。

金委員長はこの日、「保健部門で治療予防機関と製薬および医療器具工場を改築する事業を着実に進め、保健労働者の隊列を強固にし、いかなる世界的な保健危機にも対処できる防疫基礎をしっかり構築しなければならない」と強調した。