‘1クラス20人以下’にするには6700クラスが必要…教員定員削減を‘留保’せねば=韓国ソウル

‘1クラス20人以下’にするには6700クラスが必要…教員定員削減を‘留保’せねば=韓国ソウル

‘1クラス20人以下’にするには6700クラスが必要…教員定員削減を‘留保’せねば=韓国ソウル(画像提供:wowkorea)

ソウルで教室内の距離確保を常に保つため、クラス当たりの生徒数を20人以下に減らすには、現在より6700ほどのクラスがさらに必要だという報告が出た。

10日、国家生活研究所が発表したところによると、ソウルでクラス当たりの生徒数を20人以下に削減するには、小学校2425、中学校1822、高校2538の計6785のクラスを追加設置しなければならないとのことだ。

研究所は2019年基準で、ソウル市内の小中高校のクラス数は全部で3万6387クラスだが、クラス当たり20人を上限とすると、4万3172クラスが必要になると説明した。

研究所は昨年、ソウル市教育庁の研究依頼を受け、‘教育自治体の財政運用改善方案’に関する研究を進めるにあたり、ソウルのクラス当たりの生徒数を分析した結果も提示した。

ソウルのクラス当たりの生徒数は2019年基準で平均23.5人と把握された。学校別に見ると、高校が25.0人で最も多く、中学校23.7人、小学校22.6人の順だ。

クラス当たりの生徒数が最も多い3自治区は、ソチョ(瑞草)区(26.1人)、カンナム(江南)区(26.0人)、ヤンチョン(陽川)区(24.8人)などだった。

クラス当たりの生徒数が最も少ない3自治区は、クムチョン(衿川)区(21.0人)、ソンドン(城東)区(21.1人)、ヨンサン(龍山)区(21.4人)などだった。クラス当たりの生徒数が最も多い瑞草区と最も少ない衿川区間には5.1人の差があった。

ソウル所在の全体1306校のうち、クラス当たりの生徒数が20人を超える学校は計988校(75.7%)と集計された。自治区別にクラス当たりの生徒数に格差も少なくなかった。

カンブク(江北)区は、クラス当たりの生徒数が20人以上の所が34校のうち31校(91.2%)で、割合が最も高かった。一方、チュン(中)区は31校のうち14校(45.2%)だけが該当し、25自治区の中で唯一半分以下だった。

研究所は「クラス当たりの生徒数の自治区別の差は、ソウル市内の地域別に生徒たちの学習環境の差が大きいことを示している」と説明した。

昨年から続いている新型コロナウイルス感染症の事態により、教育界ではクラス当たりの生徒数削減要求が高まっている。遠隔授業の長期化による学習格差を解消するには、安定的な登校授業が必要だという理由からだ。

しかし、学齢人口の減少で政府が教員削減基調を見せており、教員団体の間では反発も出ている。ソウル教師労働組合のパク・グンビョン委員長は「コロナの状況で距離確保を図るには、クラス当たりの生徒数を1人でも下げなければならない」と述べた。

一線の市・道教育庁では新規教員選抜削減が避けられないなら、コロナ事態を考慮し、少なくとも1〜2年間は削減を猶予する措置も必要だと主張した。

ソウル市教育庁関係者は「生徒数は減り続けている」とし「教育環境を改善するには、コロナを考慮し、一時的にでも教員定員削減を留保する必要がある」と明らかにした。

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