北朝鮮「非常防疫、緊張高めよ」と命じるも最高人民会議では”ノーマスク”の矛盾

北朝鮮「非常防疫、緊張高めよ」と命じるも最高人民会議では”ノーマスク”の矛盾

北朝鮮「非常防疫、緊張高めよ」と命じるも最高人民会議では”ノーマスク”の矛盾(画像提供:wowkorea)

北朝鮮が連日、新型コロナウイルス感染に対する緊張感を高めている中、第8次労働党大会と閲兵式(軍事パレード)、最高人民会議など大規模な行事では”ノーマスク”が続くなど「矛盾」がみられている。

北朝鮮は今月5日から12日まで党大会をおこない、14日には閲兵式(軍事パレード)、17日は最高人民会議を開催した。この中でキム・ジョンウン(金正恩)氏が出席した党大会日程と閲兵式はもちろん、正恩氏は出席していない最高人民会議でも出席者は全員がマスクを着用しておらず、さらにソーシャルディスタンス(距離の確保)も守られていなかった。

それらは、北朝鮮でも守らなければならない防疫指針だ。労働党の機関紙「労働新聞」は前日(18日)も「全ての国民は日常事業と生活でマスク着用と体温測定、手の消毒と手洗い、社会的距離の確保と労働および生活環境に対する清掃と消毒をはじめとする全ての防疫規定を徹底して遵守しなければならず、これらを破ることのできない公民的義務と考えて生活化、習慣化しなければならない」と強調していた。

しかし、これは先ごろ北朝鮮がメディアを通して公開した写真とは全く異なる内容だ。

北朝鮮の住民は正恩氏が出席しなかった15日のピョンヤン(平壌)市軍民連合大会と党大会記念の「党を歌おう」公演会場ではマスクを着用していた。去る11日の正恩氏が出席しなかった党大会部門別協議会でもマスクを着用し参加していた。

ただし、正恩氏が出席しなかった17日の最高人民会議で出席者らは”ノーマスク”の状態だったため疑問の声があがっている。この席には最高人民会議代議員687人が出席し、党中央委や最高人民常任委員会、内閣、武力、中央機関などが傍聴で出席していた。

北朝鮮が「防疫自信感」を宣伝することに集中しているにも関わらず、大規模な人員が新型コロナウイルス指針を守らない状況が何度も露出し、感染への懸念が大きくなったとの観測が提起されている。

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