日本からの輸出規制対応から海外拡大まで…素・部・装産業に“変化の風”

日本からの輸出規制対応から海外拡大まで…素・部・装産業に“変化の風”

日本からの輸出規制対応から海外拡大まで…素・部・装産業に“変化の風”(画像提供:wowkorea)

2019年に日本が韓国の半導体・ディスプレーの主要素材に対して輸出規制措置を取り始めてから1年6か月が過ぎた。これまで政府は官民協力を通じて供給網の安定化とグローバルバリューチェーン(GVC)の再編に対応するなど、対策作りに取り組んできた。

産業通商資源部は24日、「素・部・装の競争力強化対策3年目の現在、 素・部・装企業現場で変化の風が吹いている」とし、政策履行の成果を振り返り、今年の推進計画を発表した。

まず、素材・部品・装備(素・部・装)の重要品目の供給網は安定的に維持されている。特に、日本の輸出規制3大品目であるフッ化水素ガスやEUVレジスト、フッ化ポリイミドは、政府の技術開発支援、企業の代替素材の投入などで、国内生産を素早く拡大したという説明だ。

フッ化水素ガスの場合、SKマテリアルズが5N級の高純度製品の量産に成功し、ソルブレインは12N級の高純度フッ酸液の生産施設を2倍に拡大して生産を開始した。

EUVレジストは欧州製の輸入多角化に成功し、フッ化ポリイミドはコーロンインダストリーが量産設備を構築した後、中国に輸出している。SKCも自社技術を確保した後、生産投入テストを行っている。

3大品目以外の対日100大品目もまた、輸入先を欧州連合(EU)、米国などへと多角化し、品目別に平均的在庫水準を従来の水準より2倍以上に拡充した。また、ヒョソンが炭素繊維の生産設備を、SKCがブランクマスク工場を新設するなど、23の企業が国内に新たに生産施設を構築した。この他にSKシルトロンが米国デュポン社のシリコンウェハー事業部を買収するなどの努力も並行された。

素・部・装生態系内部の連帯および協力も強化されそうな勢いだ。日本の輸出規制直後、2019年に補正予算を通じて支援された25品目のうち、23品目の試作品が開発され、434件の特許が出願されるなど、成果が本格化した。

また、79の需要−供給企業の協力に基づき、研究所など多様な主体が参加する“協力モデル”22件に対する研究開発(R&D)、投資などの支援も進められている。

このほか、需要企業が量産ラインを開放して技術開発製品の評価を進めており、政府は現在まで262の課題に750億ウォンを支援した。

対日克服を超えた素・部・装産業のグローバル進出の準備も進んでいる。重要戦略技術を特化し、かつグローバル成長の力量を保有している優良企業22社を今月中に選定する。強小企業100社、スタートアップ20社は昨年すでに選定した。

また、素・部・装企業に集中投資する8626億ウォン(約809億5000万円)規模のファンドを形成し、4件の素・部・装開発プロジェクトなど計3564億ウォン(約334億4700万円)の投資が完了した。現金インセンティブの拡大とUターン補助金の拡大など、先端産業中心の支援を通じて素・部・装のUターンは過去最大の実績(18社)を記録した。

ここに、さらに政策コントロールタワーとして“素・部・装競争力委員会”を稼動させ、素・部・装の政策樹立と協力モデルの承認などを推進しており、素部装特別法を20年ぶりに改正し、対象・機能・範囲・手法・システムなどを全面修正した。このほかに、安全な財源確保のための素部装小部長特別会計を新設して今年、2兆5000億ウォン(約2346憶1600万円)規模の予算を運営する。

政府は今年、素部装2.0戦略を通じて未来の素・部・装への対応に関する力量確保などの政策効果を可視化する計画だ。

まず供給網の重要品目とビック3(システム半導体、未来車、バイオヘルス)新産業、炭素中立など次世代技術開発のためのR&D予算を2兆2000億ウォン(約2064億6200万円)編成し、有望商用素材の8大核心プロジェクトを中心にデータ活用プラットフォームを構築する。

また、素部装の優良・強小・スタートアップ企業を追加選定して企業のグローバル成長力を高め、開放型技術協力、グローバルネットワークの多角化、素部装投資ファンドなどを通じて進出基盤を強化する。

そして需要−供給企業の協業の幅を広げるため、海外の需要企業が参加するグローバル協力モデルを新設し、公共機関の優先購買と需要予報制の導入などで市場を形成する。

これと同時に今月、素・部・装特化団地を指定して適合型支援策をまとめ、先端投資地区も法的根拠を作った後で発掘に入る。企業の積極的な投資誘致に向けて、補助金などの財政支援が5年間で1兆5000億ウォン(約1407億6900万円)行われ、Uターン特化支援も拡大される。

産業通商資源部のソン・ユンモ長官は「繰り返される供給網の衝撃の中でも過去1年6か月間、国民と企業の努力で賢明に克服してきており、努力が次第に成果として可視化されている」とし、「政府は韓国の素・部・装産業がグローバル強国に跳躍できるようあらゆる政策的努力を惜しまない」と述べた。

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