WHO「問題ない」と言っているが…ヨーロッパ13か国「アストラゼネカ社ワクチンを“接種中断”」

WHO「問題ない」と言っているが…ヨーロッパ13か国「アストラゼネカ社ワクチンを“接種中断”」

アイルランドのドネリー保健相はツイッターに「アストラゼネカ社ワクチンの接種を一時中断する」と伝えた(画像提供:wowkorea)

アイルランドにつづいてオランダも、アストラゼネカ社の新型コロナウイルス感染症ワクチンの使用を一時 中断した。接種後の「血液凝固」の副作用を考慮しての予防措置という、国家保健当局の説明である。これにより アストラゼネカ社ワクチンの一部または全部における接種を保留したヨーロッパの国は、13か国に増えた。アストラゼネカ社は「自社のワクチンに問題はない」という立場である。

14日(現地時間)オランダ保健当局は、少なくとも今月29日までアストラゼネカ社ワクチンの使用を中断すると発表した。保健当局は、ノルウェーで深刻な副作用の可能性が報告されたことに伴う予防措置だと説明した。このことにより ワクチン接種の予約4万3000件が取り消しとなった。

同様の理由でアイルランドも、アストラゼネカ社ワクチンの接種を猶予することにした。アイルランドのスティーブン・ドネリー保健相は「これは予防措置だ」とし「国家免疫諮問委員会が改めて会議を開き、その後 新たな情報を提供する」と明らかにした。アイルランドで接種したワクチンの20%に該当する11万回は、アストラゼネカ社ワクチンである。

前日 ノルウェーでは、アストラゼネカ社ワクチンを接種した医療陣3人が重体に陥った。ノルウェー保健当局は この3人が出血と血栓、血小板減少などの特異な症状をみせ、治療を受けていると伝えた。副作用が表れたとされる この3人は、皆50歳未満である。ただ ノルウェー保健当局は「ワクチン接種が、血栓などの症状と関連があるのか まだわからない」と伝えた。

ヨーロッパでは、アストラゼネカ社ワクチンの接種を中断した国が増えている。最近 オーストリアでは、アストラゼネカ社ワクチンを接種した ある女性が、10日後 深刻な血液凝固疾患により死亡するという事例が発生し、イアリアでも接種を終えた男性が深部静脈血栓症(DVT)により亡くなるという事例などが次々と発生したことによるものである。

デンマーク・ノルウェー・アイスランド・ブルガリア・アイルランドの5か国は、アストラゼネカ社ワクチンの使用を全面中断した。血液凝固などの症状をみせたワクチンと製造単位が同じ一部に限り、接種を中断した国まで合わせると13か国になる。

しかし WHO(世界保健機関)と応酬医薬品庁(EMA)は、ワクチンが血栓を生じさせるという因果関係が成立しないとして、ワクチン使用を中断する理由がないという立場である。

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