韓国外相が答弁訂正、正恩氏の親書を取り違え

 【ソウル=桜井紀雄】韓国紙、中央日報は16日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が8月中旬、トランプ米大統領に親書を送って首脳会談の開催と平壌招請の意向を伝えていたと報じた。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は16日、国会でこの親書について「米側から説明された」といったん答えながら、後に答弁を訂正する一幕があった。

 康氏は16日午前、報道に関しての与党議員からの質問に「そのような親書がしばらく前にあったと米側から詳細な説明を聞いた」と述べた。送られた時期や内容については触れなかった。

 ところが同日午後、「私が申し上げたのは8月上旬の手紙に関してで、これに関連して米側からブリーフィングを受けたという趣旨だった」と前言を撤回した。トランプ氏は8月8日に金氏から同月の米韓合同軍事演習が終わり次第、協議を再開する意向だと記した親書を受け取ったと明らかにしており、この親書のことだと勘違いしたようだ。

 その上で、報道された8月中旬の親書の存在については「確認できることは何もない」と答えた。

 康氏は、北朝鮮問題に関する理解不足などから、チグハグな答弁を行ったり、発言を撤回したりすることが過去にも見られた。

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