北朝鮮の金正恩氏「大満足」、超大型放射砲(多連装ロケット砲)の連発試験発射を視察

記事まとめ

  • 北朝鮮の朝鮮中央通信は金正恩朝鮮労働党委員長が「大きな満足の意」を表したと報じた
  • 金氏は国防科学院が行った「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の連発試験発射を視察
  • 党機関紙の労働新聞は、発射台から1発が打ち上がる場面や笑顔の金氏の写真を掲載

正恩氏「大満足」、超大型放射砲連射で 韓国への脅威増す

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、国防科学院が行った「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の連発試験発射を視察し、「大きな満足の意」を表したと報じた。北朝鮮は28日、東部の連浦(ヨンポ)付近から飛翔(ひしょう)体2発を日本海に向けて発射していた。

 日米韓当局は、軌道や性能から超大型放射砲を事実上の短距離弾道ミサイルとみている。2発は30秒間隔で発射されたことから、韓国軍は、この兵器の最大の特徴である連射に成功したと分析。飛距離約380キロ、高度約97キロと10月31日の前回試射を上回っており、韓国への脅威が増したことを意味している。

 同通信によると、兵器の「戦闘適用性の最終検討」を目的に試射が行われ、連射を通じて「武器体系の軍事技術的優越性と信頼性が確固として保証されたことを確認した」としている。

 29日付の党機関紙、労働新聞は、4本の発射管を持つ移動式発射台から1発が打ち上がる場面や、笑顔の金氏の写真を掲載した。超大型放射砲の試射は今回以外も3回行われたが、9月の実験では1発が陸地に落下したと分析されるなど、失敗が捕捉されてきた。

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