慶大生が「北朝鮮ツアー」で酔って大暴れ 弁償めぐりトラブル

慶應大学と東海大学の学生の2人が「北朝鮮ツアー」でトラブル 酔っ払い大暴れか

記事まとめ

  • 慶應大学と東海大学の学生の2人が「北朝鮮ツアー」でトラブルを起こしたという
  • 中国系旅行代理店の関係者によると、酔っ払った2人は高麗ホテルで暴れたそう
  • 当の慶大生は「ガイドに勧められるまま焼酎を飲み、泥酔してしまった」と話した

慶大生が「北朝鮮ツアー」で酔って大暴れ 弁償めぐりトラブル

慶大生が「北朝鮮ツアー」で酔って大暴れ 弁償めぐりトラブル

高麗ホテル

 近くて遠い国、北朝鮮。政府は依然として渡航自粛を要請しているものの、観光で訪れる日本人が増えているという。そんな傾向に、この学生たちのケースはどう影響するだろうか。

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 中国系旅行代理店の関係者は厳しい表情で語る。

「実は、北朝鮮には総連系や中国系の代理店を利用すれば誰でも入国できます。ガイド代や食事代込みで十数万円と、意外に手頃です。米朝会談の融和ムードも影響してか、日本人利用者は一昨年の100人から昨年は3倍に増えました。でも、あの国はふつうじゃない。それを分かっていない若い旅行者が多いんです」

 昨年8月、彼の国で写真や映像を撮っていた映像クリエイターが1カ月間の拘束の末に解放されたが、

「ちょうど同じ時期でした。うちのツアーで、慶応大学と東海大学の学生2人がトラブルを起こしてしまったのです。彼らの旅程は、8月4日から4泊5日。北京から陸路で北に入って各所を観光で回り、帰国前日にトラブルは起きました」

 その場所は、宿泊先の高麗ホテル。

「酔っ払った2人は、フロントの近くで大暴れしたらしい。創業記念日を控えて飾ってあったホテルの模型や、植木鉢を壊してしまったというのです。北の代理店から、うちに1500ドルの請求がきました。うちはそれを立て替えて学生に請求していますが、彼らは払おうとしないのです」


■“国際問題になりかねない”


 怒りが収まらない代理店関係者は、掲載写真の「反省文」を示した。そこには学生の名前が書かれ、

〈ホテルの植え木ばちとホテルの模型を破壊するなど朝鮮に多大なめいわくを与えてしまいました。(中略)ホテルの要求にしたがい弁償いたします〉

 最後は、帰国後1カ月以内に3万円支払う、とある。

「その文章は、無理やり書かされたものなんです」

 当の慶大生が振り返る。

「“キャバクラに行きませんか”とガイドに誘われて行くと、単なるカラオケ。ツアーとは別料金で1万円でした。そこでガイドに勧められるまま焼酎を飲み、泥酔してしまったのです」

 そして翌朝。

「ガイドに起こされロビーに行くと、ホテルの副支配人が激怒していました。僕の腕は傷だらけで部屋の灰皿も割れたりしていたので、やってしまったのだとは思います。友人は植木鉢に嘔吐したようですし。荷物をすべて開けられ、有り金5万円を払わされました」

 勉強代と諦め、収まったと思っていたら、ふたたび呼び出された。

「副支配人は“国際問題になりかねない。これを書け”と強引でした。書かないと出国する電車に乗せられないと言い張るので、納得しないまま、下書きを写す形で書いたのです。届いた請求書には3万円が1500ドルに増えた理由も示されていない。こんなデタラメなやり方は無効だというのが、僕らの考えなのです」

 さらなる授業料の請求を突っぱねる2人は高校時代からの親友で、アジアのスラム街や売春街など外国の闇の部分を見ることを好む。

 バイトで金を貯め、休みのたびに海外へ出かけているという。ふだんは黒髪だが、旅行時には慶大生が金髪で、東海大生は赤く染めていたのだとか。

「週刊新潮」2019年2月28日号 掲載

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