韓国、今度はユニクロCMを「元慰安婦を嘲弄」と批判

 日本製品の不買運動により、韓国内での店頭で買い物をする客が激減したと伝えられているファーストリテイリングが展開するユニクロ。今度はインターネットなどで公開したCMが「元慰安婦を嘲弄している」などと批判を浴び、公開中止に追い込まれた。

 やり玉にあげられたのは、人気商品のフリースの25周年を祝う広告動画。服飾品コレクターの98歳の女性と、ファッションデザイナーの13歳の少女が並び、英語で話し合うという内容だった。同社が今月、動画共有サイトなどで公開した。YouTubeでは各国の公式チャンネルから配信されており、それぞれの言語の字幕がつけられている。

 問題になったのは韓国向けの字幕だ。15秒のCMの最後に、少女が「若い頃はどんな服を着ていたか」と聞き、女性が「そんな昔のことは覚えていない(I can’t remember that far back)」と答えるやりとりがあるが、韓国向けのCMでは女性の回答に「80年も前のことは覚えていない」などとハングルで意訳した字幕が書かれていた。日本向けCMでの字幕は「昔のことは、忘れたわ」。

 韓国のネットユーザーたちは、ハングルの字幕に出てきた80年前という時代と日本統治下の時代を結びつけてCMを猛批判した。80年前を「忘れた」という言葉が許しがたいようだ。メディアもこぞってこのCMを批判的に取り上げた。YouTubeで公開されている日本版や米国版の同CM動画のコメント欄には、ハングルで書かれた「広告を作った人を軽蔑する」などの強い非難の言葉が見られる。また、「日本の政府も民間企業も韓国を攻撃している」と飛躍した考えをハングルで書き込む人もいた。

 98歳の女性が出演していたためか慰安婦問題に飛び火し、「元慰安婦を嘲弄している」などの意見まで持ち上がっている。抗議が広がり、同社は19日までに動画配信などを中止した。ロイター通信によると、同社の関係者は日韓関係を意識したCMではないとネットユーザーの見方を否定している。

関連記事(外部サイト)