韓国政府「カナダが韓国のTPP加盟を積極支持」 豪州やシンガポールにも支持要請で日本の「外堀」埋める?

韓国産業省(産業通商資源部)によると、ヨ・ハング通商交渉本部長は17日、メアリー・ン(Mary Ng)カナダ通商長官とオンライン会談を行い、CPTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への韓国加盟などについて協議をしたと明らかにした。
 

 
ヨ本部長は、韓国が今年3〜4月ごろのCPTPP加盟申請を目標に韓国内で準備を進めていると説明。CPTPP加盟申請書提出時に、カナダをはじめとする友好加盟国との緊密な協力・協力を希望すると述べた。

メアリー通商長官は、韓国は自由貿易と多国間体制に基づく緊密なパートナー国家であり、韓国がCPTPP加盟を申請したときには積極的に支持するという意思を表明した。(メアリー長官は香港出身の中国カナダ人/カナダ自由党所属)

ヨ本部長はまた、韓国がアジア太平洋地域における代表的な通商強国であり、産業・技術強国でもあり、韓国の加盟ははCPTPP域内サプライチェーンの強化にも寄与すると説明した。

それによってCPTPPがアジア太平洋地域を代表する「開放的で透明で包容的な通商プラットフォーム」に発展することが期待されると述べた。
 

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ヨ本部長はまた、カナダと韓国は高いデジタル革新の可能性を有しており、デジタル経済時代における最適なパートナーであるとして、デジタル貿易およびルール構築分野で緊密に協力することにした。

また、ニッケル、コバルトなどの希少鉱物生産国であるカナダとの間で、原材料・核鉱物サプライチェーン協力を強化することにした。両国はまた、発効8年目に入った韓・カナダ自由貿易協定(FTA)を基盤に貿易が増加傾向を続けていることを評価した。

韓国の通商交渉担当者であるヨ本部長は、韓国政府がCPTPP加盟意向を発表して以来、シンガポールやオーストラリアの通商当局者らと次々に会談し、韓国の加盟支持を要請している。韓国加盟に必ずしも友好的ではいとみられる日本の「外堀」を埋めたい構えだ。CPTPP加盟には既存加盟国の全会一致での賛成が必要となる。

日本が主導してきたCPTPPにはすでに中国や台湾、英国も加盟に動いており、米国の「復帰」可能性も浮上するなど、アジア太平洋地域における有力な通商協定として急浮上中だ。韓国は日韓関係の悪化などから躊躇していたが、加盟に大きく舵を切った。一方で、加盟申請中の台湾が、CPTPP加盟を前に福島産水産物の輸入規制を解除するとの見通しが出ており、同じく輸入を規制する韓国も「踏み絵」を踏まされるとの「懸念」が現地メディアを騒がしている。
 

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