海外紙「戦車は絶望的に時代遅れの兵器になった」「価格100分の1のウクラ軍携行弾やドローンの餌食に」

海外紙「戦車は絶望的に時代遅れの兵器になった」「価格100分の1のウクラ軍携行弾やドローンの餌食に」

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ウクライナ戦争をきっかけに戦車が時代遅れの兵器になったとの見方が出ている。

テレグラフは14日、最近3週間で、破壊されたロシア軍戦車の写真や映像が拡散したことで、戦車(という兵器)には良くない印象がついたとし、戦車が「絶望的に時代遅れになった」と伝えた。

戦車をはじめとするロシア軍の車両が道端に放置されたり、キエフに向かう道の泥沼にはまったり、ウクライナ軍の攻撃で破壊されたり、燃やされたりした映像や写真がSNSなどで拡散している。開戦以来ロシア軍が喪失した戦車は最大200台に達すると伝えられる。

テレグラフはロシア軍が制空権を握れていないことが戦車部隊の苦戦の背景にあるとしつつも、より重要な要因としてウクライナ軍が優れた対戦車兵器を大量に確保していることを強調した。

ロシアの侵攻前後に英国がウクライナに支援した対戦車ミサイル発射装備NLAWは3,615台に達する。米国やスウェーデンなどもジャベリン対戦車ミサイルと発射装置を提供した。

対戦車の武器は、ミサイルが空中から垂直に戦車に向かったり、戦車の真上で爆発したりすることから、最も脆弱な回転砲塔部分を容易に破壊できる。射程も最低800m以上あり、敵の戦車が気づかない距離でミサイルを発射し、反撃を受ける前に他の場所に移動することもできる。

これらミサイルは兵士たちが手軽に持ち運べて操作しやすいうえ、価格も10万ドルほどで、戦車価格の100分の1に過ぎない。

また軍事用ドローンドも戦車には脅威だ。すでに、去る2020年アルメニア・アゼルバイジャン戦争でドローンが「戦車キラー」になると言われたが、ウクライナでもそのことが広く証明された形だ。

防衛コンサルタントのニコラス・ドラモンドはテレグラフに対し「戦車が第二次大戦時に大型戦艦が経験した運命を踏襲する可能性がある」と分析した。第二次大戦を境に、海戦の主力兵器だった大型選管は、飛行機や潜水艦の餌食になり姿を消した。戦車もそうなる可能性が浮上しているのだ。

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