ロシアが核魚雷の生産開始か
2023年01月16日 14時58分コリア・エコノミクス
ロシアが核魚雷の生産を開始したとの報道が出ている。
タス通信は16日、国防省消息筋を引用し、ロシアの新型原潜「ベルゴロド」に搭載される原子力エンジンを装着した水中ドローン(核魚雷)である「ポセイドン」の初期生産分が生産完了したと報じた。
消息筋はポセイドンが近いうちにベルゴロド潜水艦に載せられると伝えた。
消息筋はまた、原子力エンジンをはじめとするポセイドンの主要装置に対する個別試験がすべて成功裏に終わったと紹介した。

ポセイドンは、昨年7月にロシア太平洋艦隊に実戦配置された核推進潜水艦ベルゴロドに載せられる予定だが、潜水艦には全部で8機の水中ドローンが搭載されることが分かった。
ウラジミール・プーチン・ロシア大統領は2018年3月、国政演説において、開発中だったポセイドンを初公開した。
その上で、この水中ドローンが核弾頭や従来の弾頭を装着し、潜水艦や最新魚雷よりもはるかに速い速度で、事実上無制限の距離を移動し、敵の海岸施設や空母などを打撃できると紹介した。
プーチンは2019年2月の国政演説において、ポセイドンの試験が成功しており、この水中ドローンで武装する最初の核推進潜水艦ベルゴロドが同年春に進水すると発表した。
2019年4月に進水したベルゴロドは2020年に海軍に引き渡される予定だったが、コロナの影響で潜水艦試験が遅れ、昨年になって実戦配備されたと伝えられた。
ちなみに三菱重工は直径1mの超小型原子炉を開発しているみたいです。 これは高熱伝導体に炭酸ガスを用いてタービンを回して発電します。 魚雷の推進に使うのであれば発電の手間ははぶいて 直接スクリューを回せばいいのかな。 直径1mだから 直径2mの魚雷に収めるのは 充分に放射能の遮蔽はできるでしょう。
核魚雷ポセイドンは通常魚雷とは大きさも桁違いです。 直径2mですから超小型原子炉を隔壁で閉じ込めることができる大きさです。 1000mの海底を進行するので太陽フレアなどは影響を受けません。 砲弾や通常兵器のミサイルとはちがい 精密弾着は要求されません。 海沿いの都市の近くの海底で起爆すれば 最大500mの津波を引き起こし甚大な被害を与えることができます。
ロシアは核の脅威を脅しに使っているが,自国へ撃ち込まれることの脅威を学習していないようだ。 精密な西欧の核弾頭を防ぐことは出来ないだろうし,ロシアへ向かう核弾頭は集中的に行われるが,ロシアは他方面発射となり,効果が薄れる。 ロシアの弱点は数カ所の都市に人口が集中して居るため,壊滅的な被害を数時間のうちにうけて終わりとなる。幾ら核弾頭を作っても都市を分散化していない現状では核戦争では生き残れない。