「また中国産」…韓国当局が中国産きくらげ7tをリコール…許容量238倍の農薬
2023年02月25日 10時25分コリア・エコノミクス
韓国で販売された中国産の乾燥きくらげから基準値の238倍となる農薬成分が検出されたとことから食品衛生当局が回収措置に乗り出した。
去る24日、韓国食品医薬品安全処(食薬処)は、韓国企業が輸入した中国産の乾燥きくらげ製品から残留農薬であるカベンダジムが基準値(許容値)より多く検出されたと明らかにした。
カルベンダジムは穀類、果物、野菜などに昆虫を防除するために使用する浸透性殺真菌剤である。韓国で許容される基準値は0.01mg/kgである。しかし当該製品からは1kgあたり2.38mgが検出され、食薬処が該当製品の販売中止を指示して現在回収中だ。

韓国の輸入企業は該当製品を中国メーカーから6853㎏輸入し、11㎏単位で梱包して韓国内に卸した。その後、韓国の食品販売企業が500g単位で分けて販売した。
今回の食薬処の回収措置命令は韓国各紙が報じており、なかには「また中国産」という見出しで報じているメディアもある。
最近、食薬処は中国産の紙ストローから不揮発性物質(30mg/L以下)の総溶出量が基準値より多く検出され、該当製品を販売中止して回収していた。 総溶出量とは衛生用品から溶出する可能性がある不揮発性物質の総量を指す。 回収対象は韓国企業が中国から輸入した「ディズニー紙ストロー」だ。
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