韓国が対日外交の担当部署を再編? 「日本は視界に入っていないのか」=中国

韓国が対日外交の担当部署を再編? 「日本は視界に入っていないのか」=中国

韓国外務省は、対日外交を担当する部署を、日中両国との外交を扱ってきた「東北アジア局」から分離し、新設する「アジア太平洋局」に移すという案を公表した。アジア太平洋局は、日本のほかインドやオーストラリアなども担当する。(イメージ写真提供:123RF)

 日本企業へ賠償を命じたいわゆる徴用工訴訟判決などで日韓関係が過去最悪といわれるなか、韓国外務省は対日外交を担当する部署の組織を再編する案を発表した。中国メディアの一点資訊は19日、これを韓国の外交が中国を重視している証拠として「日本は視界に入っていないのか」と題する記事を掲載した。

 韓国外務省が公表したのは、対日外交を担当する部署を、日中両国との外交を扱ってきた「東北アジア局」から分離し、新設する「アジア太平洋局」に移すという案である。アジア太平洋局は、日本のほかインドやオーストラリアなども担当する。東北アジア局にはモンゴルなども入るが、業務の大半は中国であり、実質的には中国を重点的に扱うことになる。「中国を重視している表れ」と見るのが自然の向きだろう。

 記事は、これに対する日本の反応について、非常に遺憾だと表明していると紹介。日本にとっては、韓国が日本よりも中国を重視していることを意味し、降格して扱われるのが嫌なのだろうと論じた。しかし、これが「現実の状況」だとしている。たとえば、韓国は対中貿易黒字が500億ドルでさらに拡大しているのに対し、対日貿易赤字は200億ドルで、この点からも韓国としては重点を中国に移すのは当然だと記事は分析。同時に自然の流れで日本を軽視するようになったのだろうとした。

 記事はさらに、韓国は2008年の経済危機でも「中国に救われた」と主張。他の東南アジアのようにならずに済んだのも中国のおかげであるとしている。さらに、2016年の韓国と中国の貿易総額は2500億ドルに上り、そのうち中国の韓国への輸出金額は937億ドル、韓国の中国への輸出金額は1588億ドルにもなったと記事は指摘。韓国にとって中国は最大貿易相手国であるため、中国重視になるのだと論じた。

 しかし記事は、「韓国が中国を重視する」ことを手放しで喜んでいるわけでもないようだ。あくまでも韓国は貿易相手国であり、「東北アジア局が中国にとってどれだけ役に立つかは今後の韓国の動向を見る必要がある」と締めくくっている。中国にとって、韓国は「役に立つ相手かどうか」が最も重要らしい。いずれにしても、韓国がどのような対日政策をとるとしても、日本としては韓国と淡々と付き合っていくしかなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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