ベトナム豪雨災害の死者72人に さらなる被害に警戒呼び掛け

【10月17日 AFP】ベトナム災害当局は16日、先週から豪雨に見舞われている北・中部での洪水と土砂崩れによる死者が72人に達したと発表した。今後さらに荒天が続く恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

 この豪雨により、同域で洪水や土砂崩れが発生して数千戸の家屋が流され、死者72人に加え、少なくとも30人が行方不明になっている。近年発生した自然災害としては最悪規模となった。

 台風20号(アジア名:カーヌン、Khanun)は熱帯低気圧に変わったものの、16日には同国北部に向かって進んだ。当局職員らは道路の土砂を除去するなどして行方不明者の捜索を続けた。

 カーヌンは今後も豪雨をもたらす兆候を示しており、先週23人が死亡したホアビン(Hoa Binh)省を含め、既に洪水や土砂崩れで大きな影響を受けている地域がさらなる被害に見舞われる恐れがある。このためホアビン州は非常事態宣言を出し、カーヌンの接近に伴う土砂災害への警戒を促した。

 災害管理当局は、同国北・中部の複数州で浸水または倒壊の被害に遭った家屋の数が5万棟以上に上っていると明かし、「州当局は人員と装備とを集中させて交通復旧作業に当たっている」と述べた。映像は、首都ハノイ(Hanoi)。(c)AFP/AFPBB News