「世界の中心は米国から中国に」アジアから見た米中激突の行方 問われる「アジアの価値観」、そのとき日本の役割は?

「世界の中心は米国から中国に」アジアから見た米中激突の行方 問われる「アジアの価値観」、そのとき日本の役割は?

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(姫田 小夏:ジャーナリスト)

 日本以外のアジア諸国は、世界を巻き込む米中の覇権争いをどう受け止めているのだろうか。日本で長年東南アジア研究に携わってきたバングラデシュ出身の社会学者・倉沢宰氏が、アジアの視点で中国一極体制となるリスクや日本の存在感、近未来のアジアの秩序を展望した。

中国がリードするアジアの時代に

――米中の覇権争いがますます熾烈さを増していますが、近未来はどうなると予想されますか。

倉沢 私は「アジアの時代になる」と感じています。振り返れば米国の覇権が形成する「パクスアメリカーナ」の前には「パクスブリタニア」がありました。大英帝国に日没はないと言われましたが、第2次世界大戦で完全に米国に取って代わられ、冷戦後は米国のスタンダードによるグローバル化が進みました。今後米中両陣営がヘゲモニーを争う中で、中国が世界的パワーとして米国を追い抜くことが考えられます。

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