再選か塀の中か、東京五輪出席の甘酸っぱい夢 モラー前特別検察官、2021年1月20日トランプ訴追の可能性を明言

2か月ぶりパーパルハート勲章
モラー元海兵隊大尉

 ロシアによる2016年米大統領選への介入とドナルド・トランプ陣営による「司法妨害」(Obstraction of justice=正義を破壊する行為)の有無――。

 その捜査を指揮したロバート・モラー前特別検察官(74=元連邦捜査局=FBI=長官、司法次官補)が7月24日、初めて議会証言した。

 どことなくヌーボーとしていて、議員たちの質問に「捜査報告書に書いてある通り」と繰り返すばかり。

「新事実」を引き出せぬ議員たちの表情には苛立ちすら感じられた。

(来年再選を目指す議員たちは与党も野党も選挙民向けに目立とうと必死だったのだが、不発に終わった)

 米メディアの中には「かってのようなシャープさなし」「老齢でよぼよぼ」と酷評するものもあった。「爆弾証言」を期待していたからだ。

(https://www.nytimes.com/2019/07/24/us/politics/mueller-hearings-performance.html)

 2か月ぶりに公の場に姿を見せたモラー氏は、ロシア疑惑についてはトランプ大統領はじめ陣営が共謀したという証拠は見つけ出せなかったことを改めて指摘した。

 その一方でトランプ大統領や陣営による司法妨害があったかどうか、については「それを立証する証拠は不十分だった」ことを認めたものの、シロとは言わなかった。

 24日行われた議会証言は、午前中は司法委員会(ジェロルド・ナドラー委員長=民主、ニューヨーク州選出)、午後は特別情報委員会(アダム・シフ委員長=民主、カリフォルニア州選出)で、質疑応答は合わせて5時間行われ、全米にテレビ中継された。

 下院司法委員会は最も権威のある委員会で、メンバーには、かって検事や弁護士だったベテラン議員が多い。

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