2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威 ミサイル技術は着実に進歩、核保有国容認は時間の問題か

2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威 ミサイル技術は着実に進歩、核保有国容認は時間の問題か

今年9月11日、北朝鮮は大型ロケット砲の発射実験を実施した。写真は発射台を見学する金正恩委員長(提供:KCNA/UPI/アフロ)

 12月初旬、北朝鮮の金正恩委員長はドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にクリスマス・プレゼントを贈るとしていたが、米時間25日を過ぎても米国側には何も届かなかった。

 トランプはフロリダ州の別荘で、「ミサイルテストかもしれないし、美しい花瓶を贈ってくるかもしれない」とテレビカメラの前で余裕の笑みを浮かべたが、実際は胸をなでおろしていたかもしれない。

 というのも米軍関係者の間では、北朝鮮の長距離弾道ミサイル(ICBM)が米国に向けて発射される可能性が取り沙汰されていたからだ。

 地球観測衛星を手がけている米企業プラネット・ラボは今月、北朝鮮北西部の平城市に新たな長距離弾道ミサイルの生産関連工場が完成していると解析。ミサイルの移動式発射装置も確認していた。

 クリスマス・プレゼントは北朝鮮の単なる挑発だったのか、それとも別の意味があったのか今となっては判別が難しい。

 ただこの後も長距離弾道ミサイルが発射される可能性はあり、依然として脅威であることに違いはない。

 トランプは過去3度金正恩委員長と会談し、政権の東アジア地域での外交目標である北朝鮮の非核化を求め続けてきた。

 しかしここまで北朝鮮は核兵器を放棄するどころか、開発を継続している。

 元米外交官で核軍縮専門家のアンソニー・ワイアー氏は北朝鮮の脅威は以前より増していると述べる。

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