猛暑で「脱・原発」の韓国電力需給も正念場 連日最大電力需要更新で、予備電力10%割れも

 2018年7月の韓国も、連日、記録的な猛暑が続いている。例年なら7月後半まで梅雨が続き、本格的な暑さは7月末から8月中旬だが、今年は7月前半から連日の猛暑だ。

 エアコンの使用などで電力使用量が急増している。予備電力が10%を割り込む日も続き、韓国では、政府の「脱・原発」政策に対する議論も高まっている。

 2018年7月24日、青瓦台(大統領府)での国務会議(長官会議)で文在寅(ムン・ジェイン=1953年生)大統領はこう切り出した。

大統領の冒頭発言

 「猛暑で電力需要が急増していることに対する憂慮が出ている。原発稼働についてのとんでもない間違った話もある。産業通商資源部が全体的な電力需給計画と見通し、さらに対策について詳細に国民に明らかにするように」

 冒頭でこんな話をしたのは、猛暑で電力供給に対する不安の声が上がり、一部で「電力供給に余裕がなくなったのは政府の脱・原発政策のせいではないか」という批判の声も出たからだ。

 韓国で猛暑が本格化し始めたのは7月半ば。16日以降は連日ソウルの最高気温が32度を超えた。ソウルの最高気温は、19日34度、20日35度となり、21日には37度、22日には38度まで上昇した。

 東京と比べても日中の暑さはほとんど変らないほどだ。朝晩は、東京よりは「多少」は過ごしやすいが、周辺の知人に聞いても、「さすがに7月半ばからはエアコンなしでは眠れない」という意見が圧倒的だ。

 猛暑のせいで車で出勤したり出かける人が増えたのか、ソウルの道路はふだんにも増して渋滞がひどい。にもかかわらず、夜、飲食店の混雑はそれほどでもない。

 「暑すぎて、外出を避けているのではないか」という声をよく聞く。

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