中国とロシア、矢継ぎ早に経済協力体制構築 極東地域ばかりかロシア全土に、日本が参入できる余地はあるか

 今年も9月11〜13日の日程で東方経済フォーラムがロシアのウラジオストックで開催された。

 同フォーラムはロシア極東地域の経済発展のために2015年にウラジーミル・プーチン大統領の肝いりでスタートした国際経済会議である。

 ロシア側の参加者をみると、プーチン大統領はじめ主要閣僚、主要企業経営者が多数参加しておりロシア政府の同フォーラムへの力の入れ具合が窺い知れる。

中露関係親密化の勢い加速

 今年は日本、中国、韓国、モンゴルの首脳が参加、開催前には北朝鮮の金正恩総書記の出席まで取り沙汰されたため、国際政治面での注目が高まっていた。

 日露関係ではフォーラム前日の10日に日露首脳会談が行われ、共同記者会見では両国の政治、経済両面での関係進展が確認されたが、予想の範囲を超えたものにはならなかった。

 日本のニュースでの中継画面をみると、東京から3時間で到着する安倍晋三首相に比べ、モスクワから8時間かかるプーチン大統領の疲労した顔つきが印象的であった。

 11日には露中首脳会談が行われ、プーチン大統領は両国の今年の貿易額が1000億ドルを超えることを確信していると述べた。

 中国当局が9月初に発表した本年1-8月の両国の貿易額は675億ドル、前年比+25.7%である。年末にかけて貿易額が増加することを考慮すると1000億ドルの大台に達するのは難しい課題ではない。

 しかもロシアにとって好ましいのは同期間の対中輸出額が363億ドル(前年比+38.5%)と輸入額311億ドル(同+13.5%)を上回って推移していることである。

 共同記者会見でのプーチン大統領の顔つきが心なしか柔らかくなっているように感じたのは必ずしも筆者の思い込みだけではあるまい。

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