アサンジがスノーデンより嫌われるこれだけの理由 似ているようで似ていない、2人の機密情報暴露の「流儀」

(山田敏弘:国際ジャーナリスト)

 内部告発サイト・ウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジ容疑者が英国で逮捕されたのは4月11日のこと。籠城していたエクアドル大使館から抱えられながら連行されるアサンジの姿は、まるでどこかの宗教の教祖かと思ってしまうような様だった。

 こうした一連の情報を見ていて違和感を覚えたのは、そんな彼の姿だけではない。特に気になったのは、報道における彼の「肩書き」だ。

アサンジは「ジャーナリスト」なのか?

 ニュースでは、アサンジは「ウィキリークスを立ち上げた人物」と表現されているが、ウィキペディアによれば、アサンジの肩書きは「ジャーナリスト」となっている。またアサンジ自身も、世界中から極秘情報を集め、自身のサイトで公開しているので、自らを「編集長」としていたこともあったようだし、今もどちらかといえば自分をジャーナリストだと見ているようだ。

 ところが米政府や米軍関係者の間では、ジャーナリスト面をしているアサンジに対するアレルギーは凄まじい。機密情報を暴露した事実以上に、アサンジが「ロシアのスパイだ」と公然と非難する議員もいるくらいだ。

 政府の機密情報の内部告発というとすぐに思い出すのは、元CIA(米中央情報局)職員で、現在、ロシアに滞在しているエドワード・スノーデン。米政府や米軍関係者と話をすると、スノーデンを絶対に許せない存在だと見ていることは言葉の端々からすぐに感じられる。だが、アサンジへの嫌悪感は、スノーデンへのそれをはるかに上回るものがある。

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