パンデミックの後に訪れる革新と経済成長 歴史が教える、新型コロナウイルス感染症への対応策

パンデミックの後に訪れる革新と経済成長 歴史が教える、新型コロナウイルス感染症への対応策

黒死病(ペスト)の猛威を描いた絵(オランダ人画家P・ブリューゲルンの作品)

米大統領も「ダチョウ倶楽部」入会

 新型コロナウイルス禍による死者が世界中で約16万5000人に達した。死者が一番多い米国では4月20日現在、4万人。8月上旬には9万3000人になるとの米専門家の予測もある。

 それでも新型ウイルスの存在すら否定する4人衆がいる。

 ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領、ニカラグアのダニエル・オルティガ大統領、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領、トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領の4人の「専制大統領」だ。

「新型コロナウイルスで大騒ぎするのは一種の精神異常」(ルカチェンコ大統領)

「新型コロナウイルスは輸入された恐怖心」(ベルディムハメドフ大統領)

 ブラジルのボルソナロ大統領は、新型コロナウイルス感染の危機を訴えた保健相を解雇、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は巷で新型ウイルスの話をした者を投獄している。

 ブラジルの政治学者、オリバー・スティンクル博士は、この4人を「ダチョウ倶楽部」(Ostrich Alliance)の面々と名づけている。

 新型コロナウイルスの感染拡大から目をそらす4人衆を、身の危険を察知すると地面に顔を隠す習性があるダチョウに喩えたのだ。

 その「ダチョウ倶楽部」に入会しようとしているのが、米国のドナルド・トランプ大統領だ。

 3週間前には中国の習近平国家主席と電話会談し、ワクチンや治療法について協力を約束し合ったのもつかの間、4月20日には「(ウイルス感染に関する)中国の情報隠蔽が事態悪化を招いた」と激しく批判。

 返す刀で中国寄りの姿勢をとり続けてきた(?)世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長(エチオピア出身)をなじり、同機関への拠出金凍結をちらつかせている。

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