北朝鮮に一蹴された文在寅大統領の片思いは実るか? 対南打撃用兵器の開発を指示した金正恩総書記は一顧だにせず

北朝鮮に一蹴された文在寅大統領の片思いは実るか? 対南打撃用兵器の開発を指示した金正恩総書記は一顧だにせず

北朝鮮に一蹴された文在寅大統領の片思いは実るか? 対南打撃用兵器の開発を指示した金正恩総書記は一顧だにせずの画像

(羽田 真代:在韓ビジネスライター)

 1月5日に北朝鮮・平壌で開催された第8回朝鮮労働党大会において、最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が「総書記」に就任した。父親の故・金正日(キム・ジョンイル)氏が用いた権威ある肩書を引き継いだ形となる。「党を代表し領導する首班として、全会一致で推戴された」と朝鮮労働党中央委員会の機関紙『労働新聞』は報じている。

「総書記」就任を受け、北朝鮮に片思い中の文在寅大統領はどのようなラブコールを送るのであろうか。

中国にまで見放された金正恩総書記

 2011年末に金正日氏が急死し、後継者となった金正恩氏は、翌2012年に朝鮮労働党中央委員会の第一書記に就任した。その後、2016年に委員長を名乗るようになり、今度は総書記である。今回の金正恩総書記誕生は、対米交渉の頓挫や国際社会からの制裁、新型コロナウイルス対応で苦境に直面していたことによる、苦肉の策であったという見方が強い。

 現在、北朝鮮の経済は非常に困窮している。2020年10月には、海外にいる北朝鮮の外交官の給与が未払いとなった。さらに、中国の銀行に北朝鮮のハッカーが襲撃をかけ、数億ドルを盗んだという疑いまで浮上。中国を激怒させている。この件については中国も怒り心頭に発しているようで、2020年10月の中朝の貿易統計は165万9000ドルと前月比92%減、前年比98%減(出典:中国税関総署)と異常な数値を叩き出している。

 北朝鮮では正月に国民に物資を配るのが恒例となっているが、今年は中国製菓子の配布がなかったそうだ。今まで友好国であった中国の製品さえも入ってこない。北朝鮮は外貨はもちろん、物資もない状態である。

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