【タイ】新型コロナの影響で100人中16人の子どもが中退、約120万人の子どもが就学断念

【タイ】新型コロナの影響で100人中16人の子どもが中退、約120万人の子どもが就学断念

タイの子ども達(Support for Children' Future提供)

 2022年1月20日、タイメディアによると新型コロナの影響で失業したり収入減の親が増え、子どもが学校を中退するケースが急増している。このため、タイ政府は中退した子ども達を復学支援するプロジェクトを開始する。

 今回、タイ教育省の発表では現在までに238,707人の子供が学校を中退。このうち、支援によって127,952人が学校に戻ることができたことが明かされた。

 しかし、一部タイメディアの報道では、教育評議会アタポン・サンクワーシー事務総長の話として、約120万人の子ども達が就学を諦めざる得ない状況にあり、これは100人中16人が中退状態にあること。その要因として、貧困、孤児となったこと、親が仕事を求めて移住、オンライン授業のためのスマホなどがないなどがあげられている。

 在タイの日本人が中心になって法人登録を準備している子ども支援団体「Supoort for Chilren' Future」の関係者は、「こうしたケースに陥った子ども達は、公共サービスの手が届かなくなっていることも多く、実際にはさらに多くの子ども達が脱落していると考えられます。子ども達がお金や生活の不安を感じることのない環境を整えるのは、政府や強いては大人の義務なので、自分たちの活動も役に立つように進めたい」と語った。

 プラユット首相は、個々の問題や長引く問題を調査するように関係機関に要請。復学支援プロジェクトをさらに進めるよう指示した。また、子ども達に向けて学ぶことについて前向きな考え方を持つようにとメッセージを発表した。
【編集:そむちゃい吉田】

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