【コラム】同じく命のためと言っても…人体実験ではないのか 韓国

【コラム】同じく命のためと言っても…人体実験ではないのか 韓国

ブタのイメージ

 2022年1月、アメリカで、豚の心臓が人間に移植された。こういう言い方はとても残酷だが、そのままなにもしなかったら心臓が停止してしまう。ならば、これから未来の人類に対しての貢献という意味でも、移植を承諾した方はとても素晴らしい。どうぞご無事にと祈らざるを得ない。

 そして、続いて韓国で予定されている移植に関しては、大いなる疑念を感じる。韓国は、まだアメリカのように心臓を移植する技術がないと認めたうえで、膵臓の内臓組織として知られる「ランゲルハウス島」の移植を行うというのだ。昨年8月に申請が行われ、2月9日にその結果がでる。しかし、豚の心臓移植に張り合うように、韓国だって移植技術はすごいんだぞーと報道してくる心がさもしいではないか。

 ランゲルハウス島では、インスリンが作られる。糖尿病は、生まれながらにスムーズにインスリンの分泌が行われない1型と、生活習慣病などいろいろな因子によってヘモグロビンA1Cの値(主に糖尿病と言われて服薬している人は8程度。13以降は測定不能と言われ、緊急入院しないと命にかかわる場合がある〜もちろん、測定不能でも、15も16も17もある)があがり、その症状に合わせて回数や量を決められてインスリン治療を行わなければならない2型がある。2型は、自己節制をして生活環境、食生活、運動などでほぼ健康と言われる状態になり、インスリン注射が終わることもある(ただし、一度糖尿病と診断された限り、完治はない)。

 しかし、1型は、生きている限り、インスリン注射を打たなければならない。そのために、極端に血糖値が下がり、低血糖に陥ることもある。仮に周囲に自分が糖尿と知る人がおらず、昏睡状態になって倒れても、このコロナ禍で手を差し伸べる人は少ないであろう。きっと体のどこかに持っているブドウ糖をなめさせるか、100%のオレンジジュースや甘い缶コーヒー、栄養ドリンクの類を飲ませ、救急車の到着を待つ手段もなくはないのだが。

 すでに2011年に、無菌豚のランゲルハンス島が猿に移植されている。これに反対する研究者もいて「無菌豚と言っても豚特有(内在)のウィルスを除去することはできない」。さらに「人体でウィルスが繁殖し広がってパンデミックを引き起こす可能性がある」とも。移植を進める教授は「万が一まで過剰に心配している」と一蹴にしている。

 アメリカが目指しているのは、心臓の次は、腎臓だ。

 そう、糖尿病をこじらせると、合併症として、腎臓が機能しなくなり人工透析に至る場合があるからだ。

 1型患者の方々には申し訳ないのだが、生きる上で自分のコンディションをきちんと把握し、インスリンを打ち、低血糖にならないようにする。さすれば、寿命まで生きられる。膵臓の一部を移植するよりははるかに安全な生き方だ。

 韓国の移植医療は、いったい、世界中になにを誇りたいというのか。腹立たしささえ覚える。それは人体実験となにが違うのか。
【編集:fa】

関連記事(外部サイト)