【ベトナム発・解説】戦略的信頼関係の構築で、南シナ海紛争の解決

【ベトナム発・解説】戦略的信頼関係の構築で、南シナ海紛争の解決

ベトナムメディアから

 2022年6月、南シナ海は地政学的に重要な海域であり、国際的海上輸送路としても、また海底資源の埋蔵地域としての価値は非常に高い。ASEAN各国の存続と発展に不可欠だ。中国の一方的な自国第一主義で、信頼関係が欠乏し、多くの障害が起きている。また、中国の王毅外務大臣が、太平洋諸島に積極的な働きかけを行っており、これに対抗するためアメリカは、ソロモン諸島に大使館を再設置する。海上自衛隊は13日から、護衛艦「いずも」などをインド太平洋地域に派遣。ソロモン諸島など太平洋の島嶼(とうしょ)国のほか、米国やインド、豪州など12の国と地域に寄港する計画だ。

課題

 2022年4月7日、南シナ海での中国海軍の演習に対して、ベトナム外務省は、各国のメディアに答えた。

 ベトナム外務省・副報道官は、中国に対し、ベトナムのEEZと大陸棚への侵入行動を中止するよう要求した。南シナ海の平和・安全・安定を維持するよう繰り返し求めている。

 ベトナムのEEZと大陸棚は、1982年に国連海洋法条約(UNCLOS)として確立している。ASEAN各国と南シナ海行動規範(COC)の合意を急ぎ、効果的に国連海洋法条約(UNCLOS)を中国に厳守させたい考えだ。

 2021年、ベトナムはフィリピンのThitu Island (Pag-asa Island)を改変することに強く非難した。

 明かに、各国の協力と信頼関係を侵食し、南シナ海紛争の解決が困難になるからだ。中国と親しいと言われているマルコス新フィリピン大統領の手腕に注目だ。

 南シナ海紛争の各国間に矛盾する多くの問題を抱え、戦略的利益の衝突の中、難しい調整が複雑に絡み合っている。過去に戦争当事国になった国の間でも信頼を構築できると歴史が証明。ベトナムとフランスが一世紀近くに熾烈な戦争を起こしたが、難関を乗越え、今では戦略的なパートナーになっている。

 5月20日〜24日、韓国と日本を訪問したバイデンアメリカ大統領が、クアッドの首脳会合も行った。中国を含む各大国は共通点を見出し、戦略的な信頼関係を構築する必要性が急務だ。

 平和・安定・発展は世界各国の人々が共通して求めている。同時に南シナ海紛争の解決は欠かせない。大国と地域の国々は外交関係を強化し,
一歩一歩難問の解決方法を見出して、南シナ海・東シナ海に、平和・発展・繁栄を導くことが必須だ。

戦略的な信頼関係の構築

第一: 現状を維持、紛争の拡大をしない、紛争海域又は紛争見なし海域での複雑化行動もしない。紛争各国は誠実に話し合い、平和に解決を図る努力を実行する。

第二: 関係各国は、国際条約を厳守する。南シナ海の紛争当事国は、UNCLOS1982、南シナ海に関する関係国の行動宣言(DOC)、二国間条約や合意がある。これらのガイドラインに沿って関連諸国は誠実に、自覚と責任を持って対応しなければならない。

第三: 関係各国は率直な意見交換を通して、緊張緩和の方法を探る。各国はワーキンググループを作って、懇談を重ね適切な解決方法を導く。

第四: 緊張地域で、相手国に誤解が生じるような行動は控える。一方的な軍事活動や、拠点整備などの軍事化をしない。勢力拡大行動を慎む。
【編集:LM】

関連記事(外部サイト)