【フィリピン】観光推進庁副長官インタビュー「ツーリズムEXPOジャパン2022」

【フィリピン】観光推進庁副長官インタビュー「ツーリズムEXPOジャパン2022」

観光推進庁副長官チャールズ・エイムス・M・バウティスタ氏(2022年9月23日)

 2022年9月、東京ビッグサイトで4年ぶりに開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2022」にあわせてフィリピンから来日した、観光推進庁副長官チャールズ・エイムス・M・バウティスタ氏への単独インタビュー。(2022年9月23日15時30分)

現在、記録的な円安で日本人の海外旅行への行動(熱)が少し落ちてきていますが、新たな施策が必要かと思います。なにか新しいアイディアなどはあるのでしょうか。

 『いくつもありますが、まずはバギオ、セブ、ダバオといった様々な地方都市を旅行しながらの英語留学ができることでしょうか。やはり現場で会話しながら学ぶというのは語学力アップには最高の環境だと思います。それに歴史的な史跡も多いですし、島々を巡って様々な文化も体験していただくのもいいと思います。』

フィリピンで長期滞在(2~3ヵ月)をする日本人もいます。そこでネックになるのが、30日以内に、フィリピンから出国する航空券を保持する入国条件です。多くの人が捨てチケットを購入している現実があります。難しい判断ですが、規制緩和の検討はどうでしょうか?

 『この件は、両国政府どおしの問題でもありますので、観光推進庁だけではなんともいえませんが、できる限り日本の方々がより来ていただけるような施策を打ち出したいと常々思っています。』

北マリアナ連邦、タイ、ベトナム、インドネシアなどが、フィリピン旅行と競合する地域だと思われます。日本は、貧しい人が増え、余裕がなくなる傾向が強いです。そうした人が、No.1の旅行先としてフィリピンを選択する施策をお教えください。

 『フィリピンは日本からも遠くありません。そのアクセスしやすさに新たなサービスや政府によるプロモーションを用意しています。一口に旅行といっても、その目的は文化、祭り、食べ物など10人十色でしょう。親日家の多いフィリピンには7000以上の島があります。その中できっとそれを見つけてもらえると確信しています。』

フィリピンの安全、安心をアピールするために、どんなことをお考えですか?

 『今のフィリピンは安全だとお伝えしておきます。どの国でも、例えば世界一安全と言われる日本でも事件や事故は起きていますが、でも、普通に暮らしていれば安全だといえるのではないでしょうか。フィリピン政府としては、旅行者の安全のために地方警察や軍とも連携して取り組んでいます。例えば、ミンダナオ沖のタウィタウィ島はこれまで非常に危険だといわれてきましたが、この度新しい空路が開設しました。これはこの島が安全である一つの証でもあります。過去、フィリピンは危ないと言うイメージもありましたが、いまやそうではないことをお伝えしたいです。』

日本人がフィリピンに行くと何が得られますか? あるいはできますか?

 『ひとつに絞るのは難しいですね。まず歴史的な史跡がたくさんあります。戦争の時やそれ以前のスペイン統治時代の史跡。どれも魅力的な場所ですし、得るものは少なくないのではないでしょうか。次に、リザール州でショッピングもおすすめですね。観光では、ミンダナオ島のダヒラヤンフォレストリゾートには、全長800メートル、高さ100メートルというアジア1長いジップラインがありますし、カガヤンデオロではラフティングも人気です。自然派の方には、北コタバト州のアシックアシック滝もいいでしょう。マイナスイオンが溢れていて、パワースポットのようなところです。そして、最後はわたしの故郷パンパンガもお勧めしたいです。パンパンガは、フィリピンの食の中心とも言われるほどに、各地方の料理とか様々な料理があります。いま注目されている昆虫食もありますよ。』

 日本から一番近いアセアンの国フィリピン。首都マニラをはじめ、多くの魅力的な観光スポットを抱えているこの国は、日本と同じく島国でもある。煩わしかった日本帰国時の検査もなくなる。親日家も多く、安全面での改善も著しい。ちょっと気軽に出かけるにはもってこいの場所だといえるだろう。
【インタビュー:YT ・文:そむちゃい吉田】

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