リンガーハットの日本国内店にはタイ語標記がある

リンガーハットの日本国内店にはタイ語標記がある

リンガーハットのタイ語メニューは専用ではなく、他国籍言語が記載されたメニュー内にある。(高田胤臣撮影)

 2017年6月16日、タイは今空前の日本旅行ブームで、毎年、たくさんのタイ人が日本を観光で訪れる。日本政府観光局の統計によれば、2016年は前年比13.1%増の901,458人のタイ人が日本を訪れている。2017年は4月までですでに39万人を突破しており、このペースでいけば2017年は年間で100万人を超える。

 この日本旅行ブームは2012年ごろから札幌の雪祭りから、火が付き、日本政府も2013年7月1日から2週間程度のタイ人の滞在には短期査証の免除を決定。同年の訪日者数が45万人レベルだったことを見ると、昨年度までのたった3年間で倍にまで増えたことになる。

 今後、東京オリンピック開催の2020年までは増加していくことが見込まれており、日本国内の観光関係者などはタイ人の受け入れをさらに検討していくことが急務となる。現状、訪日タイ人は富裕層などが多く、日本での支払い額もかなり多く期待できる。東京・上野のホテルなどではタイ人観光客向けにホームページや館内の表示板にタイ語を取り入れるなどで対応する。また、商業施設の中にはタイ語のアナウンスを始めているところもある。

 飲食店もタイ人受け入れ対応は急務で、例えば長崎ちゃんぽんで有名な「リンガーハット」はメニューにタイ語を含んだものを用意している。同社はタイに2010年に1号店を進出。現在5店舗まで店舗数を拡大(同社ニュースリリースをベースに算出)。その点ではタイ人にはすでに知られた存在。今後はこういったタイに進出した企業が訪日タイ人のインバウンドに対して有利になるのかもしれない。
【執筆:高田胤臣】

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