危険なベトナムバイクタクシー・売春や麻薬の斡旋も「怒鳴りつける日本人男性」

危険なベトナムバイクタクシー・売春や麻薬の斡旋も「怒鳴りつける日本人男性」

数年前はとにかくしつこく話しかけてくるホーチミンのバイクタクシーだったが、近年はわりとマシになったと感じる。しかし、マナーの悪い運転手は少なくない。(高田胤)

 2017年10月11日、東南アジアで移動手段といえば路線バスやタクシーのほか、三輪タクシー、そしてバイクタクシーがある。バイクタクシーは交通渋滞をすり抜けで走っていけることで、素早い移動がメリットである反面、運転マナーの悪さがあって交通事故の危険性も高い。基本的には料金は交渉制で、土地勘のない外国人観光客には不当な料金を提示されることが多い。
 
 特にホーチミンのような商業都市での観光スポットや外国人が訪れる地域のバイクタクシーは、悪質なことが多い。腕をつかみ離さない者や、断ってもしつこくつきまとう者、脅迫めいた言葉を使う者もいる。

 安宿街として知られるブイビエン通りには、そういった悪質バイクタクシー運転手が少なくない。近年は観光客の増加で、客はほかにいるからとすぐに立ち去る運転手ばかりになったが、中には売春や麻薬の斡旋を行う者もいた。
 
 そんなブイビエンの周辺で、初老の日本人男性二人が信号待ちをしているのを見かけた。ホーチミン市内はバイクなどは平気で信号無視をするので、交差点は非常に気を遣う。そんな中で初老の二人は渡るタイミングを見ていたが、そこに1台のバイクタクシーが停まった。よりによって、運転手は渡ろうとしている二人の正面にバイクを停めて声をかけている。なにを言ったのかは聞こえなかったが、直後に一方の初老の男性が声を荒げた。そこをどけと日本語で叫び、バイクを蹴った。

 確かにバイクタクシーの運転手の行動が悪いが、カッとしたら手がつけられないほどに興奮してしまうベトナム人に対して、初老の男性がとった行動は危険極まりない。そのときは相手が二人だったからかバイクタクシーもすぐに退散したが、万が一やり返されてしまっては損をするのは外国人観光客になる。警察もおそらく行動に出てはくれないし、逆に言葉の壁があってベトナム人側にいいように言われて警察に対して、こちらが不利になる可能性も高い。いずれにしても、バイクタクシー運転手が失うものは小さい。

 残念ながら、こういったケースは非常に多く起こることで、バイクタクシーに用もなく声をかけられた場合は無視をするに限る。彼らも日常的に無視されることに慣れている。不快には感じていないようなので、必要がなければ相手にしないことが大切だ。
【執筆:高田胤臣】

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