海外旅行保険があればタイ・パタヤでも安心してキャッシュレスで治療することができる

海外旅行保険があればタイ・パタヤでも安心してキャッシュレスで治療することができる

痛みに耐えてよくがんばった(撮影:我妻伊都)

 2017年11月18日、タイのパタヤ近くにあるラン島へ渡り、パタヤより格段にきれいな海で泳ぎ、浅瀬へ戻り海底に足を着けたときに全身を突き抜けるような痛みに襲われた。

 海底に大量繁殖していたウニのような鋭いトゲを持つ海洋生物を気づかずに踏みつけてしまったのだ。足が着く場所なので油断したことが原因なのだが、ズキンズキンという痛みだけで出血はしていない。

 ビーチへ上がり足を見ると、左足小指付近に5ミリほどの5本のトゲが突き刺さっていた。押しても引いても抜けない。売店の中年男性へ聞くと、もしトゲに毒があると足を切断する事もあるぜと脅され背筋が凍る。

 それまで青い空、キラキラした海、青々した緑に見えた美しいラン島の光景が一瞬にして灰色の寒々しい光景に感じられるようになってしまった。

 パタヤへ戻り、海外旅行保険の日本の受付へ電話し、すぐにパタヤの病院を手配してもらった。

 保険会社スタッフが手配してくれたのは、ノースパタヤのバスターミナル近く、スクンビット通りにある大きな病院だった。そこへ不肖我妻、左足小指を着けないように怪しげな動きをしながら駆け込んだ。

 病院の総合受付で、保険会社から手配してもらったことを伝えると、待つように言われ5分ほど待っていると、日本人の男性医療通訳が来てくれた。パタヤで病院を手配してもらえることだけでも有り難いが、日本人スタッフが勤務していたことに驚く。

 医療通訳者にトゲが刺さった状況や今の痛みを伝えて、それを外科医へ通訳してもらうと、「トゲが刺さってからの時間を考えるとおそらく毒はないが、トゲはカルシウムでできており、このまま体内へ取り込まれることも消えることもないので、切開して取り除いたほうがいい」と告げられる。

 まさかの海外初手術となる不肖我妻。あまり考えることなくこの痛みから逃れられるならっと承諾して切開してもらうことに。

 左足に10年ぶりくらいの部分麻酔を打ってもらうも針が太いのか麻酔を打つたびに激痛が走り悶絶する。明らかにこっちのほうが痛いがいい大人なので我慢する。

 その後の異物除去は30分ほどで終了した。取り出した黒いトゲに血でまだらになった異物を見せてもらう。包帯をしてもらい、今後の生活注意を受ける。

 今回は、海外旅行保険を使わせてもらったので治療費はキャッシュレスだが、薬代を含めた領収書には約1500バーツ(約5150円)と書かれていた。パタヤの中級ホテル1泊分くらいだ。これくらいの治療なら保険額の上限を超えることはない(治療費に医療通訳費、保険会社の利益が加味されるので治療費の3〜5倍くらいの請求になることが多い)が、万が一があるので必ず事前に確認することをお勧めする。

 海外旅行保険を持っていればパタヤでも安心して治療を受けることができる。
【執筆:我妻 伊都】

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