ムーディーズがインド国債格付けを引き上げーHSBC投信

ムーディーズがインド国債格付けを引き上げーHSBC投信

インド

 2017年11月17日、ムーディーズがインド国債の格付けを引き上げたことを、HSBC投信は臨時レポートで伝えた。

(レポート)ムーディーズは、インド国債の格付けを投資適格級では最低の「Baa3」から一段階上の「Baa2」に引き上げ。格上げの理由は同国の経済構造改革の進展継続-インドの信用力は向上しており、HSBC投信はインド債券、通貨ルピーに一段と前向きな姿勢

ムーディーズがインド国債の格付けを引上げ

11月16日(木)、米大手格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(以下、ムーディーズ)は、インド国債の現地通貨建て及び外貨建て格付けを、投資適格級で最低の「Baa3 (BBB-に相当)」から一段階上の「Baa2(同BBB)」に引き上げました。見通しは「安定的」。

格上げの理由は経済構造改革の進展継続

ムーディーズは今回の格上げの理由として、改革による成長ポテンシャルの押し上げ、政府債務の安定維持、制度的枠組みの強化、政府による国営銀行の資本増強を挙げています。要点は以下。

改革による成長ポテンシャルの押し上げ
改革は前進しており、これは事業環境の改善、生産性の向上、国内外からの投資促進、ひいては経済成長率の押し上げに繋がると見られる。特に今年7月の物品サービス税(GST)の導入は大きな成果である。

政府債務水準の安定維持
税制改革を含む最近の改革の動きは、政府債務の安定維持をもたらそう。2016年の政府債務残高の対国内総生産(GDP)比は68%であり、今後数年は同程度の水準にとどまると見るが、その後は低下に向かうと予想している。

改革による制度的枠組みの強化
公式経済の拡大、税徴収の強化、行政の効率改善、破産法を活用した不良債権処理加速などの政府の取り組みは、インド経済の制度的枠組みを一段と強化し、透明性、信頼性を高めている。

政府による国営銀行の資本増強
最近の政府による国営銀行への大規模資本注入は、銀行の不良債権処理を加速させ、貸し出しの伸びを高めることが見込まれる。これも経済成長を押し上げる要因となる。

【編集:AS】

関連記事(外部サイト)