小林千裕、写真展「ヤンゴン」東京・銀座で開催

小林千裕、写真展「ヤンゴン」東京・銀座で開催

小林千裕 作品展Yangon -ヤンゴン

 2018年2月2ー15日まで、小林千裕 作品展Yangon -ヤンゴン-が、東京・銀座のソニーイメージングギャラリーで開催される。

 “Yangon -ヤンゴン-”。かつてはラングーンと呼ばれた旧首都でイギリス統治下時代の英国風の建築物とビルマ様式のそれとが混在し、独特の景観を見せるミャンマー最大の都市である。

 この作品展はヤンゴンの景観や市井に暮らす人々の日常の姿を見つめた作品が並ぶ。ミャンマーという響きには、軍事政権や民族問題などネガティブな印象を持たれる方もおられるかもしれないが、民主化の流れの中で人々の生活や意識に明るい変化の兆しが起きていることを作品から感じることができる。

 約70%のビルマ族とその他多くの少数民族で構成されているミャンマーだが、ヤンゴンは多民族というより多国籍、多宗教の街というのが小林千裕氏の印象だ。そのことについて小林氏はこう語ってくれた。「“戦争でいろいろな国から人がきた”。とても印象に残る現地の人の言葉だった。ミャンマーは9割が仏教徒と言われているが、ここヤンゴンには様々な人種が住まい、多様な祈りの場がある。そしてまた、自然を纏い、その存在を共にしながら生活をしている。この街は、芯ある強さと柔軟性を合わせ持つ、とてもしなやかなところだと感じた。」

 路上で日焼け止めの白い粉を顔に叩いた幼子たちの姿に安穏を感じ、露天商の近くの路上で締まりなく横たわる野良犬に長閑さを実感する。市街を闊歩する若い女性の足元だけをとらえた作品には、細身のスキニー・デニムにおしゃれなパンプスが写っている。かつては、多くの男女がロングスカートのような筒状の民族衣装「ロンジー」を着ていたものだが、変化はここにも表れている。重い過去から逃れるように少しずつ変遷していくヤンゴンの今にひと時浸ることができる作品展だ。

【小林 千裕(こばやし ちひろ)プロフィール】
桑沢デザイン研究所にて写真、ビジュアルデザインを学び、横浜美術大学にて絵画を学ぶ。

2013年 コニカミノルタ フォト・プレミオ入選 写真展「Scene of London」、第14回コニカミノルタ フォト・プレミオ年度賞 特別賞受賞

2015年 写真展「Bangkok」コニカミノルタプラザ
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ソニーイメージングギャラリー
所在地:東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6階

小林千裕 作品展 Yangon -ヤンゴン-
2018年2月2日(金)〜2月15日(木) 11:00〜19:00

【編集:NT】

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