【ミャンマー】初の映画製作者向け雑誌が創刊 表現の自由拡大も人材不足

【ミャンマー】初の映画製作者向け雑誌が創刊 表現の自由拡大も人材不足

創刊イベントは建国の父アウンサン将軍が暗殺された旧政府庁舎で行われた(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2018年5月27日、ミャンマー初の映画製作者向けの雑誌「3-アクト」が創刊になった。ミャンマー映画界の人材難を受け、若い映画製作者を育成するのが目的だ。同日発売の創刊号は約190ページで、脚本の構造について解説するなどレベルの高い内容だ。ミャンマー映画の潮流など一部のページはミャンマー語に加えて、外国人でもわかるように英語でも書かれている。年3回の発行で、3年間の発行を予定しているという。

 ヤンゴンで同日行われた創刊記念イベントでは、ミャンマーの独立系映画人が集まり、ミャンマー映画を盛り上げるための議論を繰り広げた。1950年代から1970年代に黄金期を迎えたミャンマー映画は、長い軍事政権の検閲などを受けて衰退。2011年の民政移管で誕生したテインセイン政権以降、表現の自由が徐々に認められるようになり、インディーズ映画を中心に若い才能が頭角を現しつつある。

 同誌編集長で女流映画監督でもあるモミャッメイザーチーさんは、「ミャンマーには映画製作者向けの教材が少なく自分も苦労した。業界人に教材としてもらうと同時に、一般の映画ファンにも読んでもらいたい」と話している。
【取材/執筆:北角裕樹】

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