【ベトナム】寝台バスでの国内移動がお勧め、寝心地は改善期待

【ベトナム】寝台バスでの国内移動がお勧め、寝心地は改善期待

外国人でも使いやすい長距離バス会社はオレンジ色が目印の「FUTA」。ベトナム語ではプオンチャンという。(高田胤臣撮影)

 2018年7月28日、国土が南北に細長いベトナムは、鉄道での移動も可能だが料金が割高。そこでベトナム人の大多数は長距離バスを利用する。長距離バスなら行けない町はないほど路線網が充実しているため、バスターミナルに足を運んでその場で旅先を決定できる魅力もある。

 ただ、ベトナムでは行きたい方面だけは先に決めておく必要がある。というのは、バスターミナルが大都市――特にハノイやホーチミンだと市街地に数ヶ所あり、方面によってターミナルが異なるからだ。大雑把には市内から見て南に行きたければ市内南側にあるバスターミナルに向かえばいいなどとわかりやすいが、ターミナルの位置関係は事前に把握しておきたい。

 また、ベトナムの長距離バスは一般的な座席のバスのほか、寝台型のバスがある。座席がフルリクライニングできるタイプという意味ではなく、初めからベッド形式になったバスである。ほとんどのタイプが窓側に1列ずつ、中央に1列の計3列の2段ベッドがずらりと並ぶ。長距離バスは無料Wi-Fiを設置していることも多く、例えば丸2日かかるようなハノイ-ホーチミン間の移動も以前ほどは苦痛ではなくなってきた。

 ただし、ずっと寝転んだ状態なので、途中で休憩所が何度かあったとしても居心地の悪さを感じることはある。シートベルトはあるものの、万が一の交通事故では危険だ。寝台バスは基本的に土足禁止になっており、バスに乗る時点で靴を脱ぐことになる。靴は渡されるビニル袋にしまい、自分の足元に置くのだが、それも結構邪魔だ。

 大柄な体型だと寝台バスもややつらいかもしれない。平均的な体型、あるいは小柄な人なら間違いなく寝台はおすすめだ。その際はできるだけ下の段にすることをお勧めしたい。上の段は乗り降りが面倒で、また休憩所や目的地到着時に下の段の人が降りるのを待たなければならず、やや面倒だからだ。ただ、上下で値段設定に違いはなく、また区間によっては座席タイプと寝台タイプでも値差はない。だから、なおさら寝台が使いやすい。

【取材/撮影:高田胤臣】

関連記事(外部サイト)