【ミャンマー】森崎ウィン出演の日緬合作映画、公開前に海賊版 制作側は号泣

【ミャンマー】森崎ウィン出演の日緬合作映画、公開前に海賊版 制作側は号泣

公開記念イベントで、観客を前に海賊版に抗議するチーピューシン監督(ヤンゴン、撮影:茂野新太)

 2018年8月3日、ミャンマー出身の俳優、森崎ウィンさんらが出演する日緬共同制作映画「マイカントリー・マイホーム」の海賊版映像が、今月27日の公開前にインターネットに流出し、関係者に衝撃を与えている。同映画は今年2月の公開を目指していたが、配給の都合で遅延。今年3月にはNHKの衛星放送で放映されたこともあり、この間に海賊版が制作され、インターネットに流されてしまった形だ。

 同映画は、ミャンマーの人気女優ウィッモンシュエイーさんが主演で、森崎ウィンさんらが助演。NHKグループの日本国際放送と、ミャンマーのテレビ局「MNTV」が共同制作した。7月25日に開かれた公開記念イベントでは、監督のチーピューシンさんが「違法アップロードは映画製作者の士気を下げ、映画の質を落としかねない」と批判。MNTVの女性幹部ナンマウラウサイさんが泣き出す場面もあった。

 ミャンマーでは、著作権保護の意識が十分ではなく、国民は路上に売られている海賊版DVDでハリウッド映画や韓国ドラマを楽しんでいる。インターネットにアップロードされた日本のアニメから日本好きになる若者も多い。それでも、公開前の映画が海賊版として流れることはまれで、日本で先行して放映されたことによって、映像を入手した何者かがネットに流した可能性がある。

【取材/執筆:茂野新太】

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